デイリーアーカイブ 2月 15, 2022

《ブラジル》新規患者数は世界第2位=ハンセン病患者の痛みは続く

 セアラー州ジュアゼイロ・ド・ノルテの美容院で働いていたエリダニア・フェレイラ・モレイラ氏(32)は昼食時、一口大に切り分けた鶏肉の料理を受け取った。ハンセン病で手に力が入らず、しびれさえ感じている彼女には、鶏肉はもちろん、髪の毛を...

《記者コラム》敗者復活戦の機会が多い日本社会に=在日2世は多文化共生のモデルケース

「日本では盛んにグローバリゼーション、国際化、多文化共生という言葉が使われているが、実践しているのはごく僅かでは。30年前に南米の日系人が日本の地方都市で働き始めたとき、差別やいじめにつながったことは残念でならない。国際化といったときに日本...

《ブラジル》ボルソナロが開戦危機無視、ロシア訪問強行=肥料等確保の交渉が主目的か?=緊迫感高まるウクライナ情勢

 ボルソナロ大統領は、昨年8月に決められていたロシア訪問を強行するべく、15日にブラジルを発つ予定だ。この訪問は、ロシアのウクライナ侵攻の恐れから米国に強く反対されていたが、先週に情勢がさらに緊迫化。ブラジルの国際的印象を損なう危険...

《ブラジル》2週連続で感染者が減少=死者はまだ増加傾向続く=入院者に占める高齢者増加

 6~12日(感染学上第6週)の新型コロナの死者は前週比で18・3%増えたが、感染者は前週比で24・3%減り、前週の3・6%減に続く前週比減を記録した。  12日現在の感染者は前日比14万234人増の2742万5743人で、6~1...

《ブラジル》クラブW杯でパルメイラス熱闘の末に惜敗=落胆したファン乱闘2人死亡

 12日にアラブ首長国連邦のアブダビで行われたサッカーのクラブW杯決勝で、南米代表のパルメイラスは欧州代表のチェルシー(イングランド)と延長戦にもつれ込む熱闘を繰り広げたが1ー2で敗れた。ファン積年の夢、世界一のタイトルには今回も手...

《ブラジル》Selic上昇は外国人投資家には魅力=でも400万世帯が家購入困難に

 中央銀行通貨政策委員会(Copom)による経済基本金利(Selic)引き上げで、外国人投資家には魅力が増したが、家屋購入などは困難になったと5、12日付フォーリャ紙などが報じた。  Copomが2日にSelicを年10・75%に...

《ブラジル》CPTM9号線が故障で3駅封鎖状態に=ラッシュアワーの客足に影響

 14日午前、サンパウロ市南部のCPTM9号線で電気系統の故障が発生し、3駅が封鎖され、ラッシュアワーの最中に多くの市民の足に影響が出た。14日付現地サイトが報じている。  サンパウロ市近郊のオザスコからサンパウロ市北西〜南西を走るCPT...

おしゃべりパパガイオ

 サッカーのクラブW杯の翌13日には米国でアメリカン・フットボール世界一を決めるスーパーボウルが開催された。結果はロサンゼルス・ラムズがシンシナティ・ベンガルズを23ー20で下して優勝した。ベンガルズには、現在米国に進出中のブラジルの人気歌...

厳選279作品を展示=第14回文協総合美術展=石川会長「開催協力に感謝」=アナさん、巽さんら表彰

 ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)は5日、文協ビル地下文化スペースで第14回文協総合美術展の開展式および受賞者表彰式を、招待者や同展入賞者などの関係者限定で開催した。  石川レナト会長は開会挨拶で「コロナ禍後、文化...

連載=ロライマ州ボアビスタの日系コミュニティ=少数精鋭、尊敬される日系人 4=軌道に乗った建設資材店

 夏夜さん家族も4年の契約を終えてボアビスタに移り、当時は全く現地になかったレタスやネギなどの野菜、ブラジルで食べられているコウベ(ケール)やフェイジョン(大豆)などを作り、市場で販売した。3年後には貯めたお金で土地を買って野菜を作...

サンタクルス病院を視察=林大使、桑名総領事

 林禎二駐ブラジル日本国特命大使が1月26日、桑名良輔在サンパウロ総領事と共にサンタクルス日本病院(佐藤マリオ理事長)を訪問し、意見交換会とがんセンター視察を行った。  意見交換会で林大使は「外務省中南米局長時代、JICAの日系医...

連載小説=おてもやんからブエノスアイレスのマリア様=相川知子=第11回

11.日本人の評判  2 ペロン  フアン・ドミンゴ・ペロン(注)という人がいてね。恰幅がよかった、少し背が低かったけれどもね。大佐で大きな家に住んでいたからいろいろな奉公人がいて、日本人を雇っていた。小間使いや運転手だけでは...