デイリーアーカイブ 1月 4, 2022

記者コラム「海岸山脈」=旧年を振り返り新年を占う=冬が厳しいほど生命力溢れた春に?

ブラジル史に残るに血塗られた2021年  旧年は、どんな年だっただろうか? 昨年の干支は「辛丑(かのと・うし)」で、「痛みを伴う衰退と、新たな息吹が互いに増強し合う1年」と言われる時期だった。辛い経験から何かを学んだ年だったかもし...

坂尾英矩(ひでのり)さんが隔週で掲載=コラム「日伯音楽交流史」

 元在サンパウロ総領事館広報文化担当にして、『ボサノーヴァの生き字引』ともいわれる坂尾英矩さんが、ブラジルと日本の音楽交流に関するコラムを毎週、執筆掲載することになった。坂尾さんは2020年秋の叙勲に旭日双光章受章を受けたほど、公に...

《ブラジル》保健省=バイア州に医師団を派遣=水害被災地の住民支援に

 マルコス・ケイロガ保健相が3日、水害に苦しんでいるバイア州の住民支援のため、マイス・メジコスの医師23人が現地入りした事と、10日までに医師団の人数は119人に増える予定である事を発表したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた...

《ブラジル》ボルソナロが豪雨被害中に休暇満喫=アルゼンチンの人道支援も批判=3日には腹痛で入院

 年末の休暇を南部で過ごしたボルソナロ大統領(自由党・PL)は、休暇を切り上げて豪雨の被害に苦しむバイア州への視察に行かず、国民の批判を浴びた。また、大晦日のメッセージでワクチン・パスポートを批判するなど、物議を醸す行為も続けた。1...

《ブラジル》クルーズ船でクラスター発生=300人感染者が出た船も=観光再開で経済回復を図る中

 新型コロナのワクチン接種の進展で感染者や死者が減少し、観光業を含む諸分野で経済活動も活性化かと思われていた最中、ブラジルでは年末に複数のクルーズ船でのコロナ感染が確認され、懸念が広がっている。  3日付現地紙、サイトによると、国...

《ブラジル》ポデモス党首がLJ仕掛人から献金の過去=モロとは不思議な因縁も

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の仕掛け人とされてきた闇ブローカー、アルベルト・ユセフ氏が、同作戦の元担当判事で大統領候補のセルジオ・モロ氏が所属する政党ポデモス党首のアルヴァロ・ジアス上議に政治献金を行っていた過去が明らかになった。...

《ブラジル》株価は年初下落でスタート=21年株価は約12%減

 3日、サンパウロ証券取引所(B3)が開き、今年初めて市場が動いたが、初日の取引は株価下落で幕を開けた。この傾向は、2021年のB3株価が6年ぶりの減少となったことに重なっている。3日付現地サイトが報じている。  B3が開いたのは3日午前...

《ブラジル》フォーカス=今年の成長率を下方修正=0・42%が0・36%に

 中銀が3日、今年初となる経済動向予測調査「フォーカス」の結果を発表した。最新の指数の大半は昨年末に発表された調査結果のままだったが、今年の国内総生産(GDP)の予測成長率は下方修正されたと同日付現地サイトが報じた。  2021年...

おしゃべりパパガイオ

 レアル・マドリッドで売り出し中で21歳のヴィニシウス・ジュニオルがネイマールを抜き、ブラジル人で最も市場価値のあるサッカー選手になったと12月31日に発表された。その額は6億3200万レアル。ネイマールは2013年以来続いていたブラジル人...

岸田総理、林外相からお見舞い=バイア州史上最悪の洪水被害に

 岸田文雄内閣総理大臣と林芳正(はやし・よしまさ)外務大臣は昨年12月28日、ブラジル北東部で発生した洪水被害に対する以下のようなお見舞いのポルトガル語メッセージを、ジャイル・ボルソナーロ大統領、カルロス・フランサ外務大臣宛てに送っ...

「年明けうどん」はいかが?=期間限定!「開運☆お赤飯」添え

 昨年6月にサンパウロ市リベルダーデ区でオープンした本格讃岐うどん&天ぷら専門店『うどん甚兵衛 (UDON JINBEI Macarrao Japones&Tempura)』が、1月4日の年明け初営業の翌日、5日から7日の3日間、1...

岸川夫妻=『五輪書』ポルトガル語解説版を出版=「武道経験者だから訳せる内容」

 『五輪書』ポルトガル語解説版は、二天古武道研究所の岸川ジョルジ代表と妻・美香さんによって作成され、キンドル版は昨年10月に発売、冊子版はこの11月に発売された。岸川氏は二天の代表として長年当地で武術を教えている。また翻訳を担当した...

在サンパウロ総領事館=100歳の高齢者表彰=管内の受賞者は33人

 在サンパウロ日本国総領事館は昨年12月15日に『令和3年度高齢者表彰』を発表した。尚、例年であれば同館公邸にて授賞式を行うが、コロナウイルス感染防止のため、昨年同様に式典は見送りとなる。受賞者33人は次の通り。  村上當子(岡山県)、吉...

ブラジル日系文学58号発刊=かぴばら俳壇開始、翻訳掲載も

 ブラジル日系文学会(櫻井セリア会長)が『ブラジル日系文学』第68号(発行者=近藤アンドレ、編集者=宮川信之)を発刊した。  前号で募集した子供・日本語学習者向け俳壇「かぴばら俳壇」で投句作品の掲載が始まった。聖市の日本語学校生徒...

【新年創刊特別号】日伯連帯の接着剤に=「ブラジル日報」本日創刊=非営利団体として新聞発行=ブラジル独立200周年の年に

【設立の趣意】  ブラジル日系社会は1970年代、80年代に全盛期を迎え、1990年代には相次いでコチア産業組合中央会、南伯農業組合中央会、南米銀行が解体され、若者は国外へ働きに行きました。その結果、日系社会は高齢化し、日系団...

【新年創刊特別号】特別寄稿=ラテンアメリカとノーベル賞受賞者=全16人、なぜかブラジルはゼロ=桜井悌司(ラテンアメリカ協会常務理事)

 「ラテンアメリカとノーベル賞受賞者」というタイトルに首を傾げる読者もおられるかもしれない。なぜなら、ラテンアメリカには文学賞以外の受賞者はいないと考える方が多いからである。  しかし、調べてみると、ラテンアメリカには16人も受賞者がいる...

【新年創刊特別号】皆様と共に歴史的挑戦に挑む覚悟=内閣総理大臣 岸田 文雄

 ブラジルにお住まいの日本人、日系人の皆様、令和4(2022)年の年頭に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。  今もなお、新型コロナウイルスは世界中で猛威をふるい、多くの皆様の経済・社会活動の大きな制約となっています。気候変...

【新年創刊特別号】三つの「覚悟」で外交を展開=外務大臣 林 芳正

 令和4(2022)年の年頭に当たり、ブラジルにお住まいの日本人、日系人の皆様に、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。  昨年11月に外務大臣を拝命しました林芳正です。普遍的価値を守り抜く覚悟、日本の平和と安定を守り抜く覚悟、そして...

【新年創刊特別号】日系社会の活動に最大限の協力=駐ブラジル日本国大使 林禎二

 新年明けましておめでとうございます。2021年12月に着任しました駐ブラジル日本国大使の林禎二です。この度は、「ブラジル日報」の創刊、そしてこの「新年創刊特別号」の発行をお祝い申し上げます。今後「ブラジル日報」が日系社会の皆様に末...