
今年の2025年は、日本とブラジルの修好通商航海条約締結130周年、そして日本人のブラジル移住117周年にあたる年です。
ブラジルと日本の関係は、200万人を超える日系ブラジル人と、日本文化を楽しむ200万人の非日系人の支援と影響力のおかげで、非常に調和がとれています。
現在、ブラジルには、政治家、政府機関高官、実業家、商人、自由業の専門家など、民間の分野で日系人のリーダーが存在します。軍事分野では高官職に就き、また教会分野でも国家舞台で重要な役割を果たしています。
佳子さまのご来訪は、日本政府が両国間の良好な関係を維持することに大きな関心を持っていることの表れであり、私たち日系社会はブラジルと日本の二国間関係の仲介において重要な役割を担っています。
日系社会は、多くの祝賀行事のある今年、皇室を代表する佳子さまのご到着を心待ちにしています。
佳子さまはブラジルご到着初日の6月5日に、日本人移民の先駆者たちの魂が眠る慰霊碑を訪問されます。慰霊碑は、移民初期に殉じた勇敢な先駆者たちの記憶を留める象徴的な場所です。
そして6月6日には、佳子さまは移民史料館に於いてコーヒー、綿花、蚕を育てる農家として暮らしていた日本人移民の歴史について見学されるご予定です。そして大講堂で県人会など日系社会代表者らの前に姿を現されるご予定です。5月7日にもサンパウロにご滞在し、日本語教育機関などをご訪問される予定です。その後はロンドリーナ、カンポ・グランデ、ブラジリアなどブラジル各地の都市をご訪問されます。
ブラジル日系人にとって、佳子さまのブラジルご訪問は大変名誉なことであり、日本人の子孫であることへの誇りを再確認させてくれるものです。