
日本の中でも最も伝統的な世界の一つ、歌舞伎の梨園。そこに日系3世が嫁ぎ、いずれ将来、日系4世の歌舞伎役者が登場する可能性がある。二代目大谷廣松夫人・青木夕実さんだ。歌舞伎俳優名鑑サイト(https://meikandb.kabuki.ne.jp/actor/255/)によれば、大谷廣松(2代目、31歳)のプロフィール欄には「優しい顔立ちで、女方を軸に活躍する花形。近年、市川團十郎との共演が増え、立役を含め役の幅を広げている」とある。そんな歌舞伎俳優の妻・青木夕実さんが夫のブラジル公演を視野に入れて、当地読者に向けて歌舞伎解説コラムを毎月、日本語とポルトガル語で書いてくれることになった。(編集部)
歌舞伎って、ご存知でしょうか。
白いおしろいを塗った顔に、赤や黒の線を入れて、ずしりと重たそうな着物を着て、見得を切る(決めポーズをする)。そんなイメージをおもちでしょうか。