デイリーアーカイブ 8月 23, 2022

《ブラジル》独立200周年で初代皇帝の心臓到着=ポルトガルからの貸し出し=政治利用と保管法に懸念も

 22日、ブラジル帝国の初代皇帝だったドン・ペドロ一世(在位1822〜31年)のホルマリン漬け心臓がブラジリアに届けられた。9月7日に独立200周年を迎えることを記念し、特別に貸し出されたもの。この輸送が科学者たちの間で問題とされ、...

《ブラジル》最高裁が新たに3州を補償対象に=ICMSで生じた損失分=連邦自治体への影響認める

 【既報関連】最高裁のジルマル・メンデス判事が19日夜、燃料などへの商品流通サービス税(ICMS)に上限を設けた事で生じた連邦自治体(州と連邦直轄区)の税収減分を補償するよう、国に命じたと20日付現地紙、サイトが報じた。  新たに...

《ブラジル》大学の人種割当=法施行から10年で再評価=大統領選でも争点の一つに

 公立大学入学者の一部を人種的な特別枠とすることを定めた「レイ・デ・コッタス(割り当て法)」の施行から、29日で10年が経つ。同法の今後をめぐり、連邦議会内や大統領候補内で様々な視点からの再評価が試みられている。22日付現地紙などが...

《ブラジル》8歳少年が8mの穴底に落ちて死亡=17時間の救出作業虚しく

 21日、ミナス・ジェライス州で8歳の男児が埋め立て地に出来た穴に落ちる事故が発生。17時間にも及ぶ救出作業が行われたが翌22日に死亡した。22日付現地サイトが報じている。  事故が発生したのは州都ベロ・オリゾンテから340キロ離れたアウ...

《ブラジル》フォーカスのインフレ予測6・82%に=GDPは2・02%成長か

 中銀が22日に発表した経済動向予測調査「フォーカス」によると、今年の予測インフレ率は8週連続で下方修正されて6・82%となったと同日付現地サイトが報じた。  今年の広範囲消費者物価指数(IPCA)は18日の7・02%から6・82...

おしゃべりパパガイオ

 18日、大統領官邸前でボルソナロ大統領と小競り合いになったことで一躍有名人となったユーチューバーのウィルケル・レオン。彼がその際叫んだ「チュチュッカ・デ・セントロン(セントロンのおべっか使い)」という言葉は、チュチュッカがもともと卑語だっ...

【22日の市況】米国の新たな利上げ観測を受け、株式市場は下落

 市場はジャクソンホールシンポジウムでのFRBの新しいシグナルを待ち、ドルは外国からの資金流入で安定付近で引けた。  Ibovespaの下落幅は米国に比べて小さくなっている。22日(月)の下落率は0.89%で、110,500.53ポイント...

《記者コラム》孤立する大統領、過激化する支持者=聖戦戦略からクーデター説まで

社交するルーラ、そそくさと消える大統領  「投票当日に結果がわかる唯一の民主主義国家で、安全で有能、高い透明性を誇る選挙制度は世界最高だ」――16日にブラジリアで行われた選挙高等裁判所の長官就任式では、アレシャンドレ・モラエス...

3年ぶりのジャカレイ移民祭=来場者約2万人で大賑わい=10カ国の郷土料理を堪能

 サンパウロ州ジャカレイ市のジャカレイ日伯文化体育協会(早川功会長)は7月30日〜8月1日、5〜7日の2週末、同市最大のイベント『第13回ジャカレイ移民祭』を同協会会館にて開催した。市内外から約2万人の客が足を運び、10カ国の郷土食...

コロニア東山に巡回診療=高齢1世「本当に助かる」=援協、6月から再開

 コロナ禍で中断していたサンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)の巡回診療が、今年6月から3年ぶりに再開した。13日にはサンパウロ市から北に約100km離れたコロニア東山(とうざん)日伯文化協会(大橋エジソン正則会長、以下...

米国マイナーリーグで活躍=大橋ラファエル投手=巡回診療が野球始めたきっかけ

 「援協(サンパウロ日伯援護協会)の巡回診療をきっかけに野球を始め、現在、アメリカのマイナーリーグで投手として活躍している選手がいる」―。8月13日にサンパウロ州カンピーナス市北部のコロニア東山(とうざん)日伯文化協会(大橋エジソン...

連載小説=自分史「たんぽぽ」=黒木 慧=第28話

 それ以前から同僚の谷脇さんが「慧さん、森田さんの長女の幸子さんを嫁にくれると、あんたはこの農場の中継ぎ養子になるのにネ」などと私をひやかしたものであるけれど、実際、私はまずその気は余りなかった。もし仮に私がその気があるにしても、パトロンの...