
アメリカ・ニューヨークの名門カーネギーホールで5月19日、「銀座男声合唱団」によるコンサートが開催され、ブラジルで事業展開するヤマトグループの本田総一郎代表取締役社長も団員の一人として出演した。
「銀座男声合唱団」は、京セラ株式会社の名誉会長であった故稲盛和夫氏が主宰していた経営者の学びの場「盛和塾」を母体に、2012年に結成された男声コーラスグループ。本田氏は、同団に生前所属していた父・慎一郎氏の想いを継ぎ、17年に入団。翌18年には同合唱団の一員として初めてカーネギーホールの舞台に立っており、今回は7年ぶり、人生で2度目の同ホールでの公演となった。
本田氏は「人生2度目のカーネギーホールでのコンサートでしたが、経営の諸先輩方と一つになって舞台に立つ姿を、妻と娘に見てもらうことができて感無量です」と語った。
盛和塾は2019年、稲盛氏の高齢を理由に活動を終えたが、その理念を受け継いだ団体は現在も世界各地で活動を継続している。ブラジルでは「盛和塾ブラジル」の後継組織として、「ブラジル経営哲学研究所」が活動している。