BRICS首脳会談=反米的発言や文書相次ぐ=難しい舵取り迫られる議長国=ルーラも「無責任」と米批判

6日のルーラ大統領(Tomaz Silva/Agencia Brasil)

 ブラジルは6、7日にリオで開催されたBRICS首脳会議を通じ、多国間主義や国際制度改革、気候・保健・平和への取り組みを掲げ、「グローバルサウスの統合された発言力を引き出す調整役」としての役割を明確にした。他方ブラジルは、米国との関税ブラジル摩擦、中露との関係調整、11カ国への拡大による利害調整といった課題も抱え、これらを繊細に舵取りしながらBRICS勢力の拡大と、11月のCOP30開催に向けて国際的立ち位置を強化しようとしていると報じられている。

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