26年度研修参加者を募集=ブラジル日本交流協会、6月末まで

研修事業紹介動画の一場面

 ブラジルと日本に拠点を持つ非営利法人「ブラジル日本交流協会」(神戸保会長)が2026年度研修生の募集を行っている。応募締め切りは6月30日まで。
 同協会は日本の青少年を対象にブラジルでの1年間の研修プログラム提供を行っている。これまでの研修プログラム参加者数は前身の日本ブラジル交流協会時代を含め約850人。25年度は5人が研修に参加している。
 プログラム参加には参加費および航空チケットや査証取得等の経費がかかるが、研修期間中は、住居費や食費、交通費など生活に必要な費用が支給される。また、渡伯前にはポルトガル語やブラジルの一般知識についての授業、研修団体とのマッチング、ビザや滞在先住居手配などのサポートを受けることができ、渡伯後は研修引受先やブラジル在住の協会運営員の生活サポートを受けながら研修生活を行い、ブラジル文化を学ぶことができる。
 26年度研修は同年4月から1年間の予定。募集人数は5~10人程度で、研修引受先は日系進出企業やブラジル企業、教育機関、公益団体などとなる見込み。
 応募資格は26年4月1日時点で満18歳に達している者、ブラジル長期滞在に支障がある疾患や持病を持たない者など。オンライン説明会の参加が一度必要で、次回説明会は日本時間6月1日、21日午後8~10時に予定されている。日程が合わない場合は応相談。説明会参加希望者は同協会サイト(http://anbi2009.org/)の応募フォームから申し込みを行う。説明会参加後に書類と面談による選考が行われる。研修事業詳細については同サイトから確認できる。
 ブラジル側団体会長の神戸保氏は「ブラジルはチャレンジに対してとても肯定的で、失敗に対してとても寛容な社会。日本の若者にたくさんチャレンジしてほしい」と研修への参加を呼びかけている。

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