
清和友の会(中沢宏一会長)は6月21~23日、ツアー企画「第七回ブラジル日系社会遺産遺跡巡り」を実施する。今回は二泊三日でサンパウロ州イグアペ、レジストロ、セッチバーラス市を巡る。バス手配の都合から早目の参加申し込みを呼び掛けている。
清和友の会は移民1世世代が少なくなっていく中で、ブラジルにおける日本人移民の果たした役割や功績を次世代及び日本に伝える活動を行っている。同ツアーではブラジル各地に残る日系移民の旧跡を訪れ、その功績を再顕彰している。
今回のツアーテーマは「初めての日系移民植民地―レジストロ日系移民遺産遺跡巡り」。サンパウロ州南西部のイグアペ市には1913年、伯国における最初の日本人植民地イグアペ植民地(通称桂植民地)が創設された。その後、同市近郊のレジストロ(1917年)、セッチバーラス(1920年)にも植民地が築かれ、後の移住事業の見本となった。今回の企画立案にはレジストロ市で活動するJICAボランティア隊員の玉木栄一さんが協力した。
今回のツアーでは、各植民地訪問を始め、地元文協会員との交流、レジストロ日伯文化協会の福澤一興顧問や同清水ルーベンス武顧問、肱岡明美IFSPレジストロ校教授、ハポーサ地区日伯協会寺島マリオ副会長による講演、鍾乳洞「Caverna do Diabo」観光などが予定されている。
ツアー当日は、21日午前7時にサンパウロ市リベルダーデ区を出発し、イグアペ市へ。夜はレジストロ市のホテルに宿泊し、22日は同市内を巡る。23日はセッチバーラス市を訪れ、午後6時30分に帰サンパウロ予定。
参加費用は1500レアル。宿泊費、食費、移動費、ガイド代、保険料が含まれる。22日の昼食のみ別途自己負担。分割3回払い可。
案内のため編集部を訪れた中沢会長、榎原良一副会長、宮村秀光さんは「日本人移民の原点に触れる旅。ぜひご参加ください」と呼び掛けた。
参加申し込み、詳細問い合わせは、宮村さん(電話11・98296・8834)、榎原副会長(11・98170・2280)まで。