《サンパウロ市》極貧家庭が30%以上増加=1月時点で約62万世帯に

極貧家庭の多い地区と少ない地区を示す地図(24日付G1サイトの記事の一部)

 新型コロナのパンデミックは感染者や死者の増加と共に、失業率上昇や極貧者の増加も招いており、今年1月のサンパウロ市の極貧家庭は昨年同月より30%以上増えたと24日付現地サイトが報じた。
 連邦政府の社会プログラムへの統一登録システム(CadUnico)の情報によると、1月現在のサンパウロ市の極貧家庭は61万9869世帯で、昨年同月の47万3814世帯を30・82%上回っている。
 極貧家庭が多いのは、Mボイ・ミリンの4万1308世帯やカペラ・ド・ソコーロの3万9230世帯、シダーデ・アデマルの3万8108世帯(全て南部)。少ないのは、西部ラッパの4996世帯、南部ヴィラ・マリアナの2964世帯、西部ピニェイロスの2024世帯だ。
 世界銀行の基準での極貧家庭は構成員1人あたりの日収が1・90ドル(月収約274・50レアル)の家庭だ。だが、CadUnicoに登録できる極貧家庭は1人あたりの月収が105レアル(約2762円)以下ともっと低い。この基準は3月に改定されたもので、1月時点の登録者の月収は100レアル以下だった。また、貧困家庭の基準は1人あたりの月収が200レアルから210レアルに改定された。
 CadUnicoに登録された家庭は政府の社会保障制度アウシリオ・ブラジルの支援金(最低月額400レアル)の受給対象となる。だが実際には極貧家庭であっても登録されていない人や、登録しても支援金を受給できないでいる人もいる。
 2019年1月のサンパウロ市の極貧家庭は41万2337世帯で、20年1月は9・21%増の45万351世帯だった。19年の基準は1人あたりの月収が85レアル、20年は89レアルだった。20年1月から21年1月の極貧家庭の増加率は5・20%だった。

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