《ブラジル》オミクロン株=7連邦自治体でUTI逼迫=死者数は昨年10月水準に逆戻り

7連邦自治体の集中治療室が逼迫と報じる25日付G1サイトの記事の一部

 感染力が強いオミクロン株とインフルエンザが猛威を振るい、25連邦自治体で重症急性呼吸器症候群(SARS、ポ語はSRAG)の患者が増えている。24日現在で7連邦自治体でコロナ感染者用の集中治療室(ICU、ポ語はUTI)が逼迫。25日の死者は昨年11月13日以来となる487人に増えたと25~26日付伯字紙、サイトが報じた。
 死者は昨年11月13日以来の大幅増となる487人増で62万3843人となり、7日間平均の332人は昨年10月29日の331人を超えた。
 観察中の感染者176万1197人は、4週間前の12月28日の6万8156人の25・8倍だ。
 観察中の感染者急増は自宅隔離者や入院者の急増を意味し、ICU使用率が8割超の連邦自治体は七つ、60~70%台も12に増えた。連邦直轄区では25日現在で空き待ち患者10人など、病床不足も起きている。
 また、連邦直轄区では入院者の90%が未接種か接種未完了者とか、接種未完了の高齢者の死亡率(10万人あたりの死者数)は補強接種終了者の27倍など、ワクチン接種の重要さを示すデータも増えている。

 25連邦自治体でのSARS患者増加は、オズワルド・クルス財団(Fiocruz)が25日付の報告書で明らかにした。SARS患者の増加は、短期(3週間単位)と長期(6週間単位)の双方で確認されている。
 例外はロンドニア州とエスピリトサント州のみで、ロンドニアも短期では増えている。地域別で増えていないのは南東部だけだ。
 SARSの患者の23・4%はA型インフルエンザ感染者で、65・2%は新型コロナの感染者だ。インフルエンザの流行は減速し始めたが、新型コロナの感染者は自治体による検査所増設などもあり、急増している。
 25日現在の新型コロナの感染者は前日比で18万3722人増の2452万2317人で、7日間平均の15万7060人は18日の8万3205人以来、8日連続の新記録更新となる。
 USPではマスク着用がオミクロン株への感染防止にも効果があるという調査結果も出ており、基本的な防疫対策順守が望まれる。

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