
9日午後1時30過ぎごろ、佳子さまはパラナ州ロンドリーナ市にあるロンドリーナ文化体育協会(ACEL・山下ルイーザ会長)を訪問された。野外にも関わらず、500人以上の人が佳子さまを歓迎した。佳子さまのご来場時、参加者からは「ボニータ!」と言った声が飛び交った。佳子さまは参列者らに丁寧に手を振りご来場された。
佳子さまは当協会体育館に到着されると早速、桜の木の記念植樹を行われた。その後、佳子さまは山下会長と共に、ご来訪記念碑除幕をされ、会場は拍手で包まれた。
一心太鼓とグループサンセイが力強いパフォーマンスを行うと、佳子さまは手拍子をしながらご覧になられた。

パフォーマンスが終了すると「とっても力強く迫力のエネルギーに溢れるパフォーマンスを見せていただき、ありがとうございます」と元気な声でお礼の言葉を述べられた。
佳子さまはパフォーマンスを行った若者たちと握手を交え、「どのくらい活動されているんですか」や「獅子舞は重いのですか」「次の発表はいつですか」など次々に質問をされた。その後は、前列にいた人だけでなく、奥にいた人まで手を伸ばし多くの参列者と握手を交わした。

安藤ゆりこさん(50歳、3世)は「とても感動しました。日本語だったのでおっしゃられている意味は、よくわからなかったけど、沢山のことを話してくれました」と涙を流しながら語った。
土屋雅晴パウロさん(77歳、2世)は佳子さまに自己紹介をしたといい、「終戦後の小さい頃、私が日本人だという理由でブラジル人からいじめられ、父親に反抗したことがあります。当時、父から『歴史と皇室について勉強しろ』と言われことを思い出し、今日はとても感嘆深いです」と述べた。