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《特別寄稿》天皇が編纂した世俗の流行歌集=「梁塵秘抄」図太く生きた庶民の心=サンパウロ市在住 毛利律子

2024年3月29日

今様の碑、仏は常にいませども‥‥、永観堂内、京都市東山区(mariemon、Wikimedia Commons)
今様の碑、仏は常にいませども‥‥、永観堂内、京都市東山区(mariemon、Wikimedia Commons)

佛は常におわせども、現(うつゝ)ならぬぞ
あはれなる、人の音せぬ曉に、
ほのかに夢に見え給(たま)ふ。

(現代語)仏は常に傍に居られるけれど、俗世に住む我々には現実にそのお姿を見ることができないことが、しみじみと尊いことだ。人の寝静まった物音のしない夜明けごろに、かすかに夢の中にそのお姿を現し...

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