米国=国際数学五輪で金メダル獲得=14歳、リオの井田チアゴさん

井田・原チアゴ・ヒロシさん(リオ州日伯文化体育連盟フェイスブック(2)より)

 リオ市在住の井田・原チアゴ・ヒロシさん(3世、14歳)はコレジオ・ブリガデイロ・ニュートン・ブラガ(CBNB)の中学校3年生で、ブラジル代表として国際数学五輪「第4回コペルニクス・オリンピック」に出場し、見事金メダルを獲得したと7月26日付ブラジル空軍公式サイト(1)が報じた。
 7月に世界各国の数学に秀でた高校生らが千葉県に集まって行われた国際数学オリンピック(IMO)とは別の大会。
 7月9日から13日まで米国ニューヨークで開催されたコペルニクス・オリンピックは科学、物理学・天文学、映画祭、数学、サイバーセキュリティを専門とする米国拠点の教育プラットフォームが主催した。
 開催の目的は、世界中の優秀な頭脳と競い合う機会を学生に与えること。チアゴさんは、人類を月に運んだアポロ計画の参加者で、NASAに60年近く務める科学者クマール・クリシェン博士とも会って写真を撮った。
 チアゴさんは小学校5年生の時から数学に興味を持ちはじめ、ブラジル論理推論オリンピック(OBRL)に出場して金メダルを獲得した。CBNBではブラジル公立学校数学オリンピック(OBMEP)への参加がサポートされ、21年と22年に銀メダルを獲得したため、少年科学支援プログラムに招待され、今回の快挙となった。
 チアゴさんは、井田マウロさんと井田・原ミサエさんの息子。祖父の井田ヨシロウさんは本紙読者。この偉業を成し遂げた後、彼は家族や友人たちに迎えられたという。

ブラジル代表の皆さん

(1)https://www.fab.mil.br/noticias/mostra/41189/COLEGIO%20BRIGADEIRO%20NEWTON%20BRAGA%20-%20Aluno%20do%20col%C3%A9gio%20Brigadeiro%20Newton%20Braga%20conquista%20medalha%20de%20ouro

(2)https://www.facebook.com/renmei.riodejaneiro.7/posts/1461882364559854

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