ホーム状況、移民の日検診を報告=援協6月定例役員会

オンラインでの6月定例役員会の様子
オンラインでの6月定例役員会の様子

 サンパウロ日伯援護協会(援協、税田パウロ清七会長)の6月定例役員会が23日午前9時半から、サンパウロ市リベルダーデ区の援協ビル5階会議室とオンライン上で行われた。
 小田セルジオ会計理事による5月分会計報告では、96万8008レアルの赤字が発表された(日伯友好病院は別会計)。
 事務局報告では前園マルセリーノ事務局長が、日伯福祉援護協会傘下のスザノ・イペランジアホーム入居者と職員計18人に新型コロナの陽性反応が出たと説明した。しかし、いずれも軽症で入居者には1週間の部屋内での隔離を行い、マスク着用を徹底させた。その結果、6月23日現在で陽性反応者は13人に減ったという。
 議題では、援協の公益社会福祉法人格取得継続のための措置として、サンパウロ州イタペチニンガ市にある病院を今後、SUS(統一保健医療システム)対応病院として運営していくことを税田会長が説明(詳細は2日付け本面掲載)。森エリオ運営委員長をはじめとする同病院運営委員会の承認も行われた。
 また、日本移民114周年を記念して6月18、19両日に実施された第13回高齢者無料検診について園田昭憲副会長が結果を報告。18日は176人(受診率88%)、19日は170人(同85%)が受診したとし、検査結果は8月中に郵送されるという。
 福祉部5月度報告では、訪問者数1235人(女性1073人、男性162人)で、月間受付数(延べ数)は1493件だった。

最新記事