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《ブラジル》空軍機ポーランドへ出発=支援物資輸送と同胞救出で

KC―390型機に積み込まれる人道支援物資(FAB/Divulgacao)

 7日午後3時10分、2月24日(ブラジリア時間では23日夜)にロシア軍がウクライナに侵攻した事で同国を脱出したブラジル人救出のため、ブラジル空軍のKC―390型貨物機がブラジリアを出立したと同日付ブラジル国内サイトが報じた。
 空軍兵士8人ずつ2組(計16人)を載せた空軍機は、レシフェ、カーボベルデ、リスボンを経てポーランドのワルシャワに向かう。同機には食料10トンや緊急医薬品類、太陽光発電用パネル50セット、浄水器50個といった人道支援物資計11・6トンも積まれている。これらの支援物資はワルシャワの大使館経由でウクライナの人々に届けられる予定だ。
 現在はポルトガルにいるカルロス・フランサ外務相も現地に向かい、ブラジル人の救出作業に同伴する事になっている。
 同機が出立する時点ではまだ、何人のブラジル人を連れ帰る予定かは明らかにされていない。現時点では、ワルシャワ到着は9日で、ウクライナから脱出したブラジル人らが帰国するのは10日と見られている。

 KC―390型機は貨物機だが、今回のような緊急時は人を運ぶ事が認められている。連れ帰る事ができるのは72人までだが、今回はペットの同伴も認められている。
 なお、軍事侵攻開始時にウクライナにいたブラジル人は約500人とされている。だがブラジル人の中には、ウクライナの人々に避難所を提供するために現地に残った神父や、ウクライナ人と共に銃を手に取るために同国に留まる事を決意した人もいる。
 同国から脱出した難民は170万人を超えている。脱出後、特別な旅券のようなカードを受け取って支援物資をウクライナ国内に運んでいるブラジル人、400人以上の賛同者と共に現地に向かい、ポーランドなどを駆け回って支援活動を行っているブラジル人企業家なども含め、多くの国の人達が、ウクライナ支援活動にあたっている。

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