![感染学上の7~9週(短期、左の列)と4~9週(長期、右の列)で見た患者(上段)と死者(下段)の増加傾向を示す地図(Fiocruz公式サイトより)](https://www.brasilnippou.com/wp-content/uploads/2024/03/b2de02a66feeafa2b3f35e33f247bf63.jpg)
オズワルド・クルス財団(Fiocruz)が7日、重症急性呼吸器症候群(SARS、ポ語ではSRAG)の新規患者が全国的に増えていると警鐘を鳴らしたと同日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)が報じた。
風邪に似た症状を呈する原因は複数あるが、Fiocruzが毎週出すSARSの報告書「InfoGripe」によると、2月24日~3月2日(感染学上の第9週)の動向を見ると、SARSの新規患者は全国的に増えている。また、中南部では新型コロナ感染症(Covid)が蔓延し、南東部と南部ではCovidとインフルエンザの両方のウイルスが同時に流行中だという。また、北東部と北部でも成人中心にインフルエンザが増えているという。