《リオ市》コンゴ移民殺害で新事実発覚=逮捕者以外に2人の人物加担

 【既報関連】1月24日にリオ市のキオスクで起きた、コンゴ移民のモイゼ・カバガンベさんのリンチ死事件で、犯行時の新たな映像が公表され、逮捕された3人の容疑者以外にもう2人、現場に居合わせた人物がいたことがわかった。9、10日付現地紙、サイトが報じている。
 これは、グローボ局が新たに入手した映像で判明したものだ。事件の現場となったリオ市バラ・ダ・チジュッカ区の海岸のキオスク「トロピカーリア」での事件当日の午後10時頃から3時間ほどをとらえた監視カメラの記録だ。

 その映像には、現場にはモイゼさんの殺害に関わり、既に逮捕された3人の容疑者の他に、2人の人物が映っている。そのうちの1人は、モイゼさんを40回ほど殴るのに使われた野球のバットと、モイゼさんを縛り上げるために使ったロープを手に持っていた。モイゼさんは後ろ手に縛られた上、首にもロープをかけられていた。
 もう一人は、殴打されて気を失ったモイゼさんが運ばれる姿を写真に収めている姿がとらえられている。
 映像には、 気絶して倒れたモイゼさんを放置したまま、店の営業が続けられていた様子も映し出している。

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