第16話 ブラジルの言葉
「Naõ(ノゥン)」、「Sim(シン)」の使い方
ケーキを勧められた時
「Voce quer um pedacinho de bolo?」(ケーキ一切れどうですか?)
「Obrigado」(ありがとう)と答えると、相手は欲しいのか、欲しくないのかわからず戸惑ってしまう。
「Quero,sim obrigado」(はい、いります、ありがとう)
「não obrigado」(いいえ、結構です)
と、受け入れる時は「Sim」、または拒絶するときは「não」を付けてはっきり言うこと。
日本語での「はい」「いいえ」の使い方を忘れて、「Sim」「não」で応えられるようにしてください。
「não quer?」(いらない?)
「はい、いりません」(Sim, não quer)の答えはない。
いるなら「Quero,sim obrigado」(ケーロ、シン オブリガード)
いらないなら「não obrigado」(ノン オブリガード)と、シンまたは、ノンを付けてはっきりと云うことです。
今回はポ語の勉強ではないので、使ってはいけない言葉、下品な言葉を拾ってみました、むしろ皆さんのほうが沢山知っているかもしれませんが。
会社でよく耳にする言葉「飯食う」は「Mexe cu」(メーシ・クー、尻の穴をいじる)となる。
「魚食う」は「Sacana(gem) cu」(サカーナ・クー、尻の穴でSexする)となる。
Sacana(gem)は男と女がセックスすることを意味するが、ダマスとかハメチャウという意味で、単にダマスよりもっと下品で汚い意味になる。
怒っている時によく聞く言葉に相手を罵倒する「Filha da mãe」(フィーリャ・ダ・マーェン、ダメな女の子供)がある。これは使ってもそんなに相手をバカにしない。そして普通よく使われるもっと下品な次の言葉を言いたいが言えない場合に使う。
「Filha da puta」(フィーリャ・ダ・プータ、女郎の子供)となると、下品で相手を非常に冒涜することになり、この言葉で喧嘩になり、相手を殺すという騒ぎに発展することもある。略して「FDP」と言うことがある。
また、仕事でよく「筆、筆持ってこい」の「筆」は、聞く人にとって「Foder」(フォデール、ファックする、Sexする)と聞こえるので要注意。
「鏡、カガミ」も汚い言葉で「Cagar me」(カガール・メ、俺に糞しろ)となってしまう。
「香川県」は「Cagar a quem」(カガール・ア・ケーン、誰に 糞する)となる、これもまた大変です。
レストランなどに行って、ウェイターが料理を運んできました。日本から来たばかりと思われる人達が、「おい、ここに置け」とウェイターに云っています。これで廻りの人達の食事は台無し。「Oi cocô o que」(オーイ・ココー・オー・ケー、おい、何のウンコ(糞)だ)と聞こえ、折角の美味しい料理がウンコになってしまっている。
空き席に人を呼ぶ時、「此処(ここ)」は「cocô」(ココー、ウンコ(糞))にならないよう、まして指を差して「ここ、ここ…」(説明しなくてもわかりますね)。こういう時は腕を上げて「aqui」(アキー、ここ)と云って下さい。仕事の場合でも同じです。
また「これ食べますか?」と勧められて、「おー、食う、食う」と答えると、「Cu Cu」(お尻の穴、穴)と云っていることになる。
とにかく「こ」「く」が付く言葉には要注意。
「お尻」は日本語ではいやらしい言葉にはならないが、ブラジルでは「O xiri」(オ シーリ、穴)となり、「どっちの穴だ?」「O xiri mijão」(オ・シーシ・ムジャーン、前の穴)か、「O xiri cagão」(オ・シーシ・カガーゥン、後ろの穴)かと云うふうになってしまう。
また南米の国「チリ」(Chile)をほめる時、ブラジル語の発音で「南米のChile(シーリ)はすごい」と言うと、「南米のxiri(女性器)はすごい!」ときこえる。
その他よく耳にする下品な言葉を列記しますので、似たような日本語の発音には注意してください。
「カルネ・ミジョン」小便に漬かった肉という意味だが、女性器のひだも意味する。
「ブセッタ」女性器。
「ポーハ」(Porra)日本語で「クソー」という時に使う。男性の精液の意味。
「カラーリョ」(Caralha)男性の性器のことだが、ムカついている時に使う。
「カナーリャ」(canalha)ろくでなし。
「ホハーダ」殺せ。
日本人は平気で「バカ」「おまえバカ」「バカ何やってるんだ」と「バカ」を頻繁に使うが、「バカ」はポ語では「Burro」(ロバ)になるが、普段の時に使ったら人権侵害で訴えられること間違いなし。
「Puxa-saco」(袋(金玉)を引っ張る)要は「ごきげん取り(ごますり)」
「Saco cheio」(袋(金玉)が一杯)うんざりしていてがまんできない。
表現が良く出来ていますね。
さらに、最後に注意しなければならない言葉。
食事をして美味しかったときは「Nossa que foi gostoso」と「ゴストーゾ」と言うが、「Nossa que gostosa!!」(ゴストーザ)は全然意味が違って、「なんていい女か!!」、直訳「なんて美味そうなやつなんだ」となる。間違っても女性を見て「gostosa」と言わない事、すぐに何かが飛んできて歯の2~3本が折れてしまうかも。
最後に、ピクニックやフェスタに行って座る時に、「ござ、ゴザがほしい。」と言うときに、ポルトガル語と日本が混じって「Quero gozar!!」(ケーロ・ゴザール)と言うと「性的に満足したい、オーガズモしたい」という非常に怪しい言葉になってします。
「Puta que pariu! Mas que e bunda gostosa hein…」(畜生、なんていいけつしてやがんだ!)
これ以上、続けると配信禁止になりそうなので、これで締めます。