
「リオデジャネイロ・神戸姉妹都市提携55周年曲のビデオクリップ(宣伝用映像)を制作したい!」と願う、両都市、日伯両国を愛してやまない3人の音楽家がこのプロジェクトを立ち上げた。「素敵な音楽と映像を使ったビデオクリップ制作にぜひご協力ください!」とクラウドファンディング(https://for-good.net/project/1001807)による資金協力を呼びかけている。クラウドファンディングは6月15日まで。27日時点で目標90万円のうち約37万円が集まっている。
この「リオ神戸繋がる想いプロジェクト」の発起人は熊本尚美、田中雅子、志村レアンドロ3氏だ。同サイトには記念祝祭曲「神戸とリオ、繋がる想い」の動画(https://www.youtube.com/watch?v=iPXJwvgMMfs)もある。記念曲「神戸とリオ、繋がる想い」は、神戸出身リオデジャネイロ在住の作曲家でフルート演奏者の熊本尚美さんによって書かれた。この曲は、両市の姉妹都市としての歴史、共通する港町の風景や文化、そして音楽でつながる人々の想いをテーマにしている。
作曲した熊本さんは神戸市出身で、リオ在住歴20年以上のフルーティスト・作曲家。近年は度々日本へ帰国し、ブラジル音楽を携えて日本国中でライブ活動をしながら、両国を音楽文化で繋ぐ活動をしている。
ポ語歌詞を担当したのは、同じく神戸生まれリオ在住の田中雅子さん(MAKO)。やはりリオ在住歴20年以上の日本人歌手、パーカッショニストとして活動をする。
日本語歌詞は、ブラジル生まれで神戸に住んだこともある志村レアンドロさんが担当。彼は大阪在住の音楽家・語学講師で、ポ語と日本語の言葉の響きを生かし、音楽と言葉の力で人々をつなぐ活動をしている。
現在、神戸とリオのロケーションや撮影シナリオの準備を進めながら、出演者や撮影スタッフの手配、撮影許可の取得、必要な機材の確保を行っている。
スケジュールとしてはレコーディング録音は7月、ビデオクリップ用映像撮影は神戸とリオで4月から8月に。スタジオ録音風景のほか、両都市を代表する観光地や象徴的な場所での撮影を計画。神戸とリオを結ぶ文化的なつながりを感じさせるシーンを多く盛り込む予定。
ビデオクリップ編集と公開準備が9月~10月で、音楽と映像が一体となった感動的な作品を作り上げる意向。編集後、11月にユーチューブで公開する予定という。「プロジェクトの支援者や応援してくれる方々に向けて、公開時に支援のリターンとして特別なイベントも計画しています」とのこと。

ポ語のネット寄付呼びかけサイト「Produção do vídeoclipe “Rio e Kobe, cidades-irmãs”」(https://benfeitoria.com/projeto/riokobecidadesirmas)もあり、ボサノバ歌手の小野リサが協力の呼びかけをする動画が掲載されている。