花まつり4月3日から=甘茶接待、お練り行列復活

お練り行列の様子。後ろに白い像(2019年撮影)

 ブラジル仏教連合会(佐々木良法会長)とリベルダーデ文化福祉協会(矢野ペドロ会長、ACAL)が共催する「第57回花まつり」が4月3~8日まで、サンパウロ市リベルダーデ日本広場やガルボン・ブエノ街の大阪橋脇にある日本庭園で開催される。対面式での開催は19年以来、4年ぶりとなる。
 花まつりは、釈尊降誕会とも呼ばれ、お釈迦様の誕生日(4月8日)を祝う仏教の行事だ。3日10時からは日本庭園で、花御堂に誕生仏を安置する入仏式が行われる。これと同時に、8日まで灌仏供養として甘茶接待が開始される。
 甘茶接待とは花で飾られた小堂に置かれた釈迦像に、参拝者らが柄杓で甘茶をかけて祝う催し。お釈迦様誕生の際に、甘露が降ったとの逸話に由来している。甘茶には京都で購入した本格的な甘茶が使用されるという。甘茶は試飲もできる。3~7日は10~16時、8日は午前中のみ実施。
 8日10時からはリベルダーデ日本広場で花まつり法要が行われ、11時からはお釈迦様を乗せた白象を僧侶と子供が引いて街中を練り歩くお練り行列となる。
 来社した仏連事務局の櫻井聡祐(そうゆう)さんは「1966年から続く伝統ある花まつり。ぜひ一緒にお釈迦様のご生誕を祝いましょう」と呼びかけた。

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