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BRICS銀行、ジウマに総裁の可能性=トロイジョ氏の辞任により

ジウマ氏(Gustavo Magalhães)
ジウマ氏(Gustavo Magalhães)

 10日、「BRICS銀行」の通称でも知られる、新開発銀行(NDB)のマルコス・トロイジョ総裁が辞任を発表。これにより、ジウマ元大統領の総裁就任の可能性が強まっている。10日付G1サイト(1)などが報じている。
 トロイジョ氏は2020年7月に就任。 任期は5年で、本来なら2025年7月まで務めるはずであったが、辞任となった。
 同氏は当時のボルソナロ大統領の推薦もあり、就任した経緯がある。退任後は、ボルソナロ氏とのつながりも強いタルシジオ・デ・フレイタス・サンパウロ州知事の下で政府入りとの噂があがっている。
 同銀行は中国、インド、ロシア、南アフリカ、ブラジルの5カ国で構成されるが、任期中の辞任ということもあり、後任はブラジルから選ばれる。後任総裁の任期は、2025年7月までとなる。
 トロイジョ氏の辞任により、ルーラ大統領がかねてから希望していたジウマ氏の同行総裁就任の可能性が強まっている。ルーラ氏は2月、CNNブラジル(2)に対して「自分の一存で選べるのならばジウマを選びたいところだ」と同銀総裁に関する希望を語っていた。
 NDBの総裁は他の外交職と違い、ジウマ氏を罷免した上院の審査を受けなくて済むことから、同氏の公職復帰先としてかねてから有力視されていた。
 ジウマ氏は当初、同銀本部がブラジルから遠い上海であることで難色を示したとも報じられていた。だが、最近では、ハダジ財相をはじめとしたルーラ政権の経済スタッフと連絡を取るようにもなっており、NDB総裁の座を本気で考えていると受け止められている。
 9日付フォーリャ紙サイトによると、ジウマ氏はルーラ大統領と話し合いを行い、NDBの理事の一人としてアウキミン副大統領を考えているとも報じられている。

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