聖南西教育研究会=トヨタ工場見学で生徒らにやる気=企画実現に向け父兄会奔走

工場見学を満喫した日本語学校生徒の皆さん
工場見学を満喫した日本語学校生徒の皆さん

 同研究会は2カ月に1度、定例会を行っており、昨年8月の定例会にて、文協保護者会役員グループから「日本語学校で勉強している生徒達に、社会勉強や日本語を学習する動機、将来の目標に役立ててもらう活動の一環として日系企業の社会見学を行おう」と提案があり、トヨタ工場への社会見学企画が決まった。
 しかし、トヨタ社は工場見学の受付をコロナ禍中はとりやめており、22年後半の受付再開後は、申し込みも多く、予約すらも困難だった。そうした中、昨年11月から松下譲治ソロカバ日本語学校父兄会長が企画実現に向け奔走し、1月24日と31日に実施することとなった。
 同研究会所属の日本語学校生徒、卒業生、保護者に参加希望を募ったところ、両日とも定員40人のところに、5校から120人以上の参加希望があった。そのため参加対象を10歳以上の在校生と卒業生、教師だけにして実施した。
 24日はピラール・ド・スール日本語学校の児童生徒とソロカバ日本語学校の児童、成人生徒らが参加。31日には、コロニア・ピニャール日本語学校、ピエダーデ日本語学校、カッポン・ボニート日本語学校、ソロカバ日本語学校の生徒らが参加した。
 工場見学では、車の組み立てが行われている様子を説明付きで見学。数多くの工程をより効率的かつ安全に行うためのシステムについて学んだ。様々な作業が機械化されている様子を見て、参加者からは「重いタイヤを装着している人は女性だが、全然力を必要としていない」と驚きの声があがった。
 トヨタ社の歴史や企業理念、エコ活動、ブラジルにおけるこれまでの歩みなどの説明も受けた。
 大学在学中の参加者は「自分が今勉強していることは、ここでの仕事と関係がある。卒業した後、ここで働きたいし、トヨタ社で働けたら最高」と希望を膨らませた。ミカエラ・カスターニョちゃん(10歳)は、「とても楽しかった。こんな機会があったら、また参加したい」と喜んでいた。

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