特別寄稿=パラグアイ=新感覚のハンド・ロール登場=20cmの巻き寿司フライ

サーモンとクリームチーズのハンド・ロール。20cmで食べ応え十分(https://www.instagram.com/p/Cb0PzGrLCsM/)

 【パラグアイ・ビジネス・ニュース3月26日号】寿司屋のメニューにあるハンド・ロールといえば、万国共通で手巻き寿司のことを思い出す。今回は一風変わったハンド・ロール=「ハンドに持っていただくファストフードスタイルのロール寿司」を紹介したい。
 アメリカでよく食べられる巻き寿司のフライ(Fried Roll)は以前からパラグアイでも人気があり、取り扱う現地の寿司店も多かった。Kioto Sushiという寿司店は、この巻き寿司フライに注目し、片手で持って、かじって食べる新しい商品のプレゼンテーションを始めた。新しくてエコノミーなスタイルが好評を得て、アスンシオンとマリアーノ・ロケ・アロンソに専門店「Handroll Paraguay」をオープンさせた。
 これまで敷居の高かった寿司のイメージをカジュアルでおしゃれなファストフードに変化させるPOPな広告が興味をそそる。
 長さ20cmの巻き寿司を油で揚げたものを、パッションフルーツなど、お好みのソースでいただく。

チキンとベーコンにフィラデルフィアチーズ、ベジタリアン用、エビなど様々な味が楽しめる(https://www.instagram.com/p/Cb-o63pr2Gs/)

 現在、Handroll Paraguayでは、サーモン、エビ、エビとサーモン、照り焼き、カニカマ、炒め玉ねぎのベジロールの6種類が販売されている。
 寿司というよりスナックのような味わいで、私たちが知っている寿司とは随分違う。日本では温かい寿司を食べる機会はそうそうないだろう。中の具にまで火が通っていて、酢飯やクリームチーズの優しい酸味がアクセントになっている。
 通常ヘルシーで品のある食べ物として認知されている寿司、その概念を覆すPOPセンスはパラグアイならではである。節分の日に、その年の方角を向いて巻き寿司をかぶりつくという、非日常的な行為に幼い頃ワクワクしたのを思い出す。
 カリカリに揚がった大きな巻き寿司を、手で持って食べるというワクワク感と一緒に、仕事をしながら、車の移動中に、味わってみてはいかがだろう。
 パラグアイという土地で、日本の寿司が進化して、これまでとは違った独自の形で受け入れられていくことに期待したい。(出典=PBNサイトhttp://pybiznews.wix.com/paraguay-biz-news


KIOTO SUSHI
https://www.instagram.com/kiotosushi_py/
デリバリー、テイクアウトのみ
18:00 〜 23:00

アスンシオン店
25 de mayo c/ Choferes del Chaco
0986 391 291

セントロ店
Rodriguez de Francia e/ Caballero
0976 142 966

マリアーノ・ロケ・アロンソ店
0982 273 297

注文 linktr.ee/kiotosushipy

最新記事