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《ブラジル》最高裁が5日以内の釈明要請=反科学、反接種の保健局長に=クロロキンは有効、接種は無効

Cnitecのガイドラインを拒否したアンゴッチ・ネット局長(21日付G1サイトの記事の一部)

 保健省が21日、統一医療保健システム(SUS)への技術取り込みのための全国委員会(Conitec)のガイドラインを拒否する内容の省令を出した件で、ローザ・ウェベル最高裁判事が26日、5日以内に同件に関する釈明を行うよう命じたと26日付現地サイトが報じた。
 問題の省令はテクニカルノートで、クロロキンは新型コロナに対して有効で安全だが、ワクチンは無効で危険などと記載。諸方面で物議を醸した。
 この内容は、Conitecが昨年の5月と12月に承認したガイドラインや、世界保健機関の勧告に真っ向から対立している。
 Conitecは、症状の重さには関係なく、薬効が証明されていないクロロキン、イベルメクチンなどの医薬品からなるCovidキットの使用をやめるよう勧めたが、保健省の科学・技術・イノベーション・戦略的インプット担当局はこのガイドラインを拒否。キットの使用を認める省令を出した。
 だが、同省令は薬効に関する科学的な研究やワクチン効果を否定するとの批判が相次ぎ、国家衛生監督庁(Anvisa)や元保健省関係者も、「信じ難い」「医師がワクチン接種を勧めないのは最悪の犯罪」などと語った。

 これを受け、保健省は25日、接種効果や安全性も含む内容を修正し、改訂版のテクニカルノートを発行すると約束した。
 他方、持続性ネットワーク(Rede)は24日、テクニカルノート削除と、エリオ・アンゴッチ・ネット科学技術担当局長の更迭を最高裁に求めた。
 26日のウェベル判事の命令は同局長に対するもので、世界保健機関などの国内外の機関によるガイドラインや研究に反する内容の省令発行に至った経緯や理由の釈明と、Redeからの訴えに対する弁明を求めた。
 なお、ブラジルでは26日、新規感染者が過去最多の22万4567人増を記録し、7日間平均が15万9877人に上昇(9日連続の新記録)。死者も570人増え、7日間平均は昨年10月12日の367人に迫る365人となった。入院者や死者のデータから接種の有効性を示す報告や、ブラジルでも4度目の接種の検討開始といった報道も続いており、接種完了をと呼びかける声もより高まっている。

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