おしゃべりパパガイオ

 20日に逝去したエルザ・ソアレスに対して、芸能界や政界から続々と弔辞が捧げられている。カエターノ・ヴェローゾは、「彼女はエネルギーの塊で、人々を団結させる力があった」と語り、ルーラ元大統領は、「常に民主主義のために尽くしてくれた」、ジウマ大統領は、「ブラジルは今日、最もパワフルな戦う声を失った」と、その死を惜しんだ。弔辞はブラジル国内からだけではなく、米国の黒人女性歌手最大のスーパースター、ビヨンセまで、「ブラジル、そして世界中にインスピレーションを与えた」と、その功績をたたえている。夫だったガリンシャが亡くなってからちょうど39年となる命日にこの世を去った巨星エルザ。彼女の伝説が語り継がれることは間違いない。
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 12月のチリの大統領選で当選したガブリエル・ボリッチ次期大統領は21日、新政権の組閣を発表した。それによると、閣僚24人のうち、14人が女性となっている。ボリッチ氏は急進左派の35歳。若者らしい感覚で世を変えることが期待されているが、決選投票でボリッチ氏に敗れたアントニオ・カスト候補は、これとは正反対に女性省を廃止しようとした人物。選挙結果一つで、こうも違ってくるものなのか。
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 サッカーのサンパウロ・ジュニア選手権(コッピーニャ)は今週末が準決勝。その中で、パルメイラスのエンドリックの活躍が注目を集めている。彼は20歳が上限の大会に15歳で参加。これまでに5得点を決めている上、準々決勝ではオーバーヘッド・キックでのゴールまで決めた。また一つ、新たな伝説が生まれつつある。

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