「日本でも日系人援護続ける」=足立元援協事務局長が本帰国

来社した足立夫妻
来社した足立夫妻

 サンパウロ日伯援護協会(援協)で事務局長を務めた足立操さん(72歳)と、妻の弘子さん(71歳)が6月1日に日本へ本帰国するにあたり、編集部を訪れ、関係者への感謝を語った。
 足立さんは2000年に来伯し、2年間、個人で企業コンサルタント業を営み、02年にブラジルヤクルト社に入社。08年に退社し、出雲市市長選に出馬するも、当選は叶わなかった。09年に再来伯し、11年に在伯島根県人会会長に選ばれた。同年、援協事務局長に就任し、20年7月13日まで務めた。
 足立さんは「これまでお世話になった方々に御礼を申し上げたい。帰国後は、今後の日本で問題となっていくであろう在日ブラジル人の高齢化問題について、援協での経験を活かした貢献をしていきたいです」と語った。
 弘子さんはピッコロ女声合唱団で会長を務めていた。弘子さんは「合唱団が2019年に解散し、50周年を祝えなかったことは残念に思っています。それでも、ブラジルには沢山の思い出があり、私はブラジルがとても好きで、日本へ帰るのが寂しいです」と語った。

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