
在日ブラジル商工会議所(行徳セルソ会頭)は7月19日と20日に東京・代々木公園で、「ブラジル&ラテンフェスティバル2025」を開催する。今年は日曜のステージでトリ(17時50分開始予定)を務めるアルマンジーニョ・マセードと、土曜のラスト(18時50分〜)に登場する宮沢和史のライブが注目される。
国際交流の促進を目的としたこのイベントは入場無料で、都内で開かれる恒例のイベントとなっている。トリオ・エレトリコ(バイーアのカーニバルを象徴する巨大なステージカー)を生み出したドド&オズマールのオズマール・マセドを父に持つアルマンジーニョ・マセードは、父親が彼のために作った特製のトリオ・エレトリコで子どもの頃から演奏していた。
ブラジル国内で演奏活動を行なっているマセード氏のバンドは、2021年のラテングラミー賞で最優秀ラテン・ロック/アーバン・オルタナティヴ賞を受賞した。また兄弟と組むバンドのアルマンジーニョ・ドドー・イ・オズマールは2024年に結成40周年を迎え、同年1月にサルバドールのカストロ・アルヴェス劇場の音楽堂で開催された記念ライブには4500人以上の観客が集まった。
歌手で俳優、詩人でもある宮沢和史はTHE BOOMやGanga Zumbaなどのバンド活動で知られ、ブラジルでの演奏経験も豊富だ。沖縄にちなんだ楽曲「島唄」は2022年に発売から30周年を迎え、今も日伯で愛されている。
同イベントには、そのほかにもブラジル人バンドやラテンアメリカ出身者で構成されたバンド、日本人のグループも出演予定。浅草サンバカーニバル出場グループも代々木公園に登場し、会場を盛り上げる。司会はフミオ・アウメイダとシモネ、Keita☆Brasilの3人が務める。
当日は、様々なブラジル料理が楽しめる飲食エリアがあり、シュラスコやコシーニャ、フェイジョアーダ、アサイージュース、カイピリーニャなどが販売される予定。物販エリアではブラジル製のサンダルやアマゾン直輸入の商品も購入できる。
また、一般参加が可能なカポエイラのワークショップも開催される。カポエイラ関連のプログラムは、カポエイラ・ヘジョナル・テンポ・ド・ジャポンの須田竜太代表が担当する。
詳細はサイト(https://festivalbrasil.jp/ja/、Instagram: @festival.brasil)で。