
ブラジル日本文化福祉協会初の女性会長を務めた呉屋新城晴美 さん(沖縄県出身)が20日15時ごろ、病気が悪化して亡くなった。行年72歳。20日午後18時半時点で葬儀等の日時は未発表。
呉屋さんは1953年3月21日に沖縄県南部で生まれ、5歳の時に家族に連れられて移住。1986年にバレトス工科大学土木工学科を卒業、サンパウロ州財務局の官吏公認試験に合格。1998年、マリオ・コバス州知事政権(1995~2001年)において、情報技術局の設立と運営に携わった。2013年に定年退職。
2003年に上原幸啓氏の招きで文協の会計理事に着任し、6年間務めた。その後、喜多喜八郎文協会長の下で副会長などを務め、2015年に女性としては初めて、第
12代文協会長に就任した。
同時にブラジル沖縄県人会でも理事を務めている。2000年には沖縄県より「沖縄県民館大使」に任命された。
2018年には日本移民110周年記念式典の式典委員長、ABJICA会長、ブラジルいけ花協会副会長などを歴任し、2023年に旭日小綬章を受勲していた。