TVウチナー放送開始から6年=瀬名波さんが想い語る

瀬名波美恵子さん

 「沖縄へ想いを馳せるために番組を続けています」――沖縄コミュニティ向けテレビ番組「TVウチナー」が今年で放送開始6年目を迎えた。同番組でキャスターを務める瀬名波美恵子さん(沖縄出身)が9日、番組への想いを語った。
 瀬名波さんは沖縄市出身。琉球大学教育学部に通っていた時に出会った日系伯人男性(第1回沖縄県費留学生)と大学卒業後に結婚し、ブラジルに渡った。
 瀬名波さんは当地でUniversidade Estadual Paulista(UNESP)など三つの大学を卒業。豊かな学識と優れた言語能力から、日本人学校での勤務を勧められ、図書館司書として勤め始めた。その後、クラス担任や、ポ語授業も行うようになり、26年間にわたって日本人学校に務めた。
 瀬名波さんは1978年のブラジル日本移民70周年記念時に、ラジオ日系で番組司会を務めたことをきっかけにアナウンサーとして活動を始めた。当初は、昼間は教師、夜はラジオ仕事と二足の草鞋を履き、1994年に教師を辞めて、メディア業に集中し始めた。
 ラジオキャスター歴は今年で32年目、テレビキャスター歴は20年目を迎える。「子どもの頃からマイクを持つことが好きで、学生の頃は放送研究プログラムに参加していました。メディアに携わる運命だったんだと思います」と話した。
 テレビウチナーは、2019年4月に「ウチナークア」として、八つのTV局で無料放送を開始した。2020年11月に、TVAbertura局へ移行し、有料放送となった。現在は通信会社「Claro」「vivo」「vivoFIBRA」と契約している人は携帯やパソコンからも視聴可能となっている。
 放送時間は毎週日曜日午後8時30分から30分間。Youtubeチャンネル(https://www.youtube.com/@tvutina6240)では過去放送分を公開している。
 番組制作にあたっては、撮影、編集業務をこなすテステバン・マキヤマ氏の協力に助けられていると語った。マキヤマさんは、グローボ・インターナショナルでのディレクター経験や黒澤明映画監督の息子、久雄さんとの仕事経験があるという。
 「テレビウチナーは、日系人やうちなんちゅーだけでなく、伯国人や他のアジア系の人々など、様々な人に見てほしい番組です。ぜひ皆さんも一度ご視聴してみてください」と語った。
 瀬名波さんは、沖縄で行われている県系人国際イベント「世界のウチナーンチュ大会」で女性として初めて民間大使に選ばれ、現在も活動を続けている。

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