【10日の市況】Ibovespaは0.46%下落、130,000ポイントに戻る=中国での鉄鉱石の下落と米国の予想以上の在庫増加による原油下落が足を引っ張る

 ボベスパ指数は水曜日(10)に130,841ポイントで0.46%下落して終了した。
 Ibovespa株のほとんどは水面下で一日を終えた。ヴァーレ(VALE3)は、中国で鉄鉱石が再び下落したため、1.50%下げた。これはVALE3にとって8回連続下落で、2022年5月以来のことだ。
 もう一つのコモディティがペトロブラス(PETR3;PETR4)を下落させた。米国の在庫が予想を上回ったため、主要ベンチマークで原油が急落し、ブラジル国営企業はPETR3で0.99%、PETR4で0.92%下落して引けた。


 ペトロ・ジュニアも下落し、特にPRIO(PRIO3)は4.17%下落した。3Rペトロリアム(RRRP3)は、4%以上の2連続上昇から0.42%下落して引けた。そしてエナウタ(ENAT3)は、2023年第4四半期の日次生産報告を受け、終盤まで上昇を維持したが、取引終了時には1.39%下落だった。
 エネルギー関連では、ペトロブラスがヴィブラ(VBBR3)に対し、現在の商標ライセンス契約の期間延長に関心がないことを通知した。これは予想されていたことで、VBBR3は0.80%上昇した。
 もう一つの目玉は製鉄会社で、特にゲルダウ(GGBR4)は昨日の下落幅(5.22%)をさらに拡大し、2.98%下落した。メタウルジカ・ゲルダウ(GOAU4)は1.96%下落した。

イタウ・ウニバンコ(ITUB4)、再び期待外れ

 イタウ・ウニバンコ (ITUB4) が終盤にプラス圏に浮上したものの、最後に失速した昨日と同様、今日も同じ展開で0.09%下落して引けた。Banco do Brasil (BBAS3) は終始下降トレンドにあり、終盤に何とか盛り返したものの、0.17%とわずかに下げて終わった。ブラデスコ(BBDC4)は1.72%の大幅下落で終わり、この日最も取引された株のひとつとなった。
 他のB3セクターでは、アズール(AZUL4)の0.88%安は注目に値する。また、BB-BIが推奨と目標株価を引き下げたHypera (HYPE3)の0.93%安も注目に値する。

Ibovespaはニューヨーク証券取引所とは逆に下落

 ニューヨークでは、投資家は慎重だったが、指数はまだ適当な上昇幅を残して終わることができた。
 マーケットは、明日発表される米国の12月消費者物価指数(CPI)を待っている。ブラジルで午前9時に発表される12月IPCA(インフレ指数)も気になるところだ。
 その意味で、2024年は今週の木曜日から始まるとも言える。
 水曜日のスポット・ドルは対レアルで微動するのみで、0.30%安の4.8919レアルで取引を終えた。

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