埋葬後に別人と判明で家族驚愕=「僕はいきている、元気だよ」

SNS上で拡散されたマシャードさんが映る動画の一部(21日付オ・グローボ・サイトの一部)
SNS上で拡散されたマシャードさんが映る動画の一部(21日付オ・グローボ・サイトの一部)

 リオ・グランデ・ド・スル州北部パソ・フンド市で17日、家族が男性の遺体を埋葬後、その人物が別人であったことが発覚した。SNS上で拡散された動画内に、身内男性が映っていることを遺族が発見し、遺体の身元違いが分かった。20日付G1サイトなど(1)(2)(3)が報じている。
 埋葬された遺体はシャンドラー・マシャードさん(26)だと思われていた。彼の妹であるラリッサさんによると、3日前に母親が「亡くなった男性の遺体を確認するように」とパッソ・フォンド病院に呼ばれた。市内の路上生活者支援センターの担当者が、その遺体がシャンドラーさんかもしれないと疑い、家族の連絡先を病院に伝えたのだ。
 母親が同院で遺体確認を行ったが、すでに3日間が経過していたために遺体の腐敗が進み、特定が難しかったという。ただ、頭部にある傷跡など、息子と類似した特徴があったために、本人であると認めた。
 だが葬儀の席では、遺族の一部は死体の風貌をなんとなく不審に思った。シャンドラーさんの歯は1本欠けていたので、念のため歯列を確認しようとしたが、口はすでに接着剤で閉じられていたため、見ることができなかった。
 しかし、埋葬直後に家族は、シャンドラーさんが生きていると言う動画を見つけた。「僕は生きている。元気だよ。たくさんの食べ物もある。今スーパーで手に入れたんだ。お陰様で元気に生きている」とカメラに向かって話すシャンドラーさんを、地元で見かけた知人が撮影して伝えたのだ。
 ラリッサさんはその後、シャンドラーさんから直接に連絡をもらい、「私は兄を迎えに行くために居場所を聞いた。嬉しい反面、動揺しているわ」と語った。
 捜査にあたっているダニエラ・ミネット警察署長によると、次の段階は埋葬された男性の身元を特定することだという。「男性はすでに埋葬されているので、指紋採取のために掘り返す必要がある。指紋が確認できない場合はDNA鑑定を行う」と説明。
 シャンドラーさんは姉妹の一人の家に身を寄せる予定だという。家族は、彼が路上生活をしていて薬物使用者だったため、頻繁に会うことができなかったと報告している。

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