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ブラジル人左官が高く扱われる英国=外国移住で価値ある職業人に

オセアス・アンドラージ氏(右)と作業チームの同僚ら(7月31日付テラサイトの記事の一部)
オセアス・アンドラージ氏(右)と作業チームの同僚ら(7月31日付テラサイトの記事の一部)

 安全で幸せな生活を望んで欧米移住するブラジル人は少なくない。母国では貧乏人として肩身の狭い思いをしていたが、外国では生活が一転したという一職人男性の興味深いサクセスストーリーが7月31日付のBBCブラジル(1)で紹介されている。
 左官職人オセアス・アンドラーデさん(41)は20年前、一念発起してポルトガルへ移住。その後、兄弟が住む英国ロンドンに移った。彼は母国での生活を振り返りながら、「ブラジルではかわいそうな貧乏人として扱われていたが、ここでは価値あるプロとして扱われる」と誇りをもって働けるという。
 ブラジルでペンキ塗りをしていた時、休憩のために屋内に入ろうとすると、家主から拒まれたという辛い経験がある。「(ロンドンでは)地下鉄内で作業着の職人がスーツ姿のビジネスマンの横に座っていても、誰も気にしない。ブラジルでは軽蔑の目で見る人が多い」と語った。英国移住が人生の転換点となり、兄弟と共に総合サービス会社を立ち上げ、現在は5人の従業員を抱えるまでとなった。
 ミナス・ジェライス州イパチンガ出身のジェイデルソン・ラセルダさん(30)も英国移住をした一人だ。彼が欧米移住を選んだ理由の一つは、安全性だ。「お金のためだけでここに来たわけではない。私のブラジルでの最大の懸念は常に暴力だった」という。
 ラセルダさんも建築現場で働いており、ブラジルの過酷な現場と比較し、「ここではそれぞれの役割が決められ、定められた時間を超えて働くことはない」と働きやすさや労働安全についても言及。英国の経済の減速により、一時的にブラジルに戻ることを考えはいるが、完全帰国は考えていないとのこと。
 英国政府は労働力が不足している左官や大工、漁業従事者などの職人らのビザ規制を緩和し、国内の雇用を促進している。ブラジルの職人たちが外国で働くことで、専門知識とスキルにおいて高い評価を受けることができると報告されている。英国ビザを申請するには、英語が話せることに加えて、事前に現地の雇用主から仕事のオファーを得る必要があるとのことだ。
 英国が労働力不足の状況であることを受け、国営放送BBCがその労働市場に関心を持つブラジル人を増やすようなニュースを流しているようだ。

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