強姦防止法案、下院で承認、上院審議へ=酒類を扱う場所で適用予定

 1日、下院でバーやナイトクラブといった酒類を扱う場所での女性へのハラスメントや暴力防止のためのプロトコル作成のための法案が承認された。2日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じている。
 「ノン・エ・ノン」と名付けられた法案は、マリア・ド・ロザリオ下議(労働者党・PT)ら26人の議員が作成に携わった。この法案では、バーやナイトクラブ、夜間のイベント会場などは、女性を保護し、暴力行為が見られた場合は助けの手を差し伸べ、被害に遭った女性を加害者から引き離した上、必要とあらば加害者を退場させることなどが定められている。
 また、従業員は規定に沿う能力を有し、店内では目につく場所に軍警や女性被害受付センター直通の「リーゲ(Ligue)180」の連絡先を明記することも定めている。
 バーやナイトクラブを現場、またはきっかけとした強姦事件はロビーニョやダニ・アウヴェスといった有名サッカー選手の事件以降、社会からも強い関心が寄せられている。同法案は昨年12月にダニが逮捕されたスペインのバルセロナの対策法を参照にして作られている。
 同法案はこの日の承認により、上院に回され、審議を受けることになる。

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