ネイマール、スペインでの裁判不問に=検察側の訴え取り下げで

 28日、スペインのバルセロナで行われていたネイマールの裁判で、検察側がネイマールに対して行っていた訴えをすべて取り下げた。28日付現地紙サイトが報じている。
 ネイマールは、2013年にサントスからバルセロナFCに移籍した際に公表した契約金の額が過少だったとして、当時ネイマールの財産管理などを行っていた投資会社DISから「報酬で被害を被った」と訴えられていた。被告にはネイマールのほか、彼の父親や、バルセロナFCの会長などが含まれていた。
 検察はこの件で、禁固2年の実刑と1千万ユーロの罰金を求めてネイマールらを起訴。17日からは裁判もはじまっていた。
 裁判は30日までに判決が出る予定で進んでいたが、28日になって検察側が突然、訴えを取り下げた。それは検察側がDISの主張を「憶測」だと判断し、「具体的な証拠がない」と見なしたためだった。
 これでネイマールは裁判そのものから解放され、来月20日からカタールで開催されるW杯にも心煩わされることなく出場できる状態となった。
 決定後、ネイマールはSNSを通じ、自身を支えてくれたファンに感謝の意を表した。

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