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サンパウロ州知事選=ハダジが証拠隠滅疑惑追及=タルシジオ弁解に苦しむ

サンパウロ州知事選討論会(twitter)
サンパウロ州知事選討論会(twitter)

 28日、知事選の決選投票前最後の候補者討論会がグローボ局で行われた。サンパウロ州ではフェルナンド・ハダジ氏(労働者党・PT)がタルシジオ・デ・フレイタス氏(共和者・RP)に対し、このところ問題となっている同氏のキャンペーン・スタッフによる証拠もみ消し疑惑について質問し、緊迫感が高まる瞬間があった。28日付現地紙、サイトが報じている。
 知事選で決選投票が行われる州は全国で12あり、各州では27日夜、知事候補同士の討論会が開かれた。
 サンパウロ州では、一次投票とその後の世論調査で共に劣勢なハダジ氏が序盤から、タルシジオ氏が進めようとする民営化事業の現実的な問題点や、リオ州出身のタルシジオ氏には同州の土地勘が余りなく、不慣れなところがあるところを指摘し、議論を有利に進めた。
 山場となったのは後半で、サンパウロ市パライゾーポリスでの滞在先付近での銃撃戦で、タルシジオ氏の護衛スタッフが銃撃戦の模様を撮影した報道カメラマンに対し、映像を消去するよう恐喝した件について質問されたタルシジオ氏はその話を否定せず、スタッフを擁護しようとした。だが、ハダジ氏から「証拠隠滅は犯罪のはずだが」と指摘され、言葉につまる場面を作った。
 討論会の直前には、「銃撃戦で亡くなった男性は武装していなかった」「男性を殺したのはタルシジオ氏の護衛スタッフと4人が証言」などの報道が流れており、ハダジ氏がこの件で質問するかは注目が集まっていた。
 また、リオ・グランデ・ド・スウ州では現職のエドゥアルド・レイテ氏(民主社会党・PSDB)がボルソナロ政権元閣僚のオニキス・ロレンゾーニ氏(自由党・PL)に対し、同氏が長年噂されている隠し口座について何度も質問を繰り返し、話題を呼んだ。
 バイア州ではジェロニモ氏(PT)が、対抗馬のACMネット氏(ウニオン)に「礼節を欠くところがあった」と不満を表明し、討論会に欠席する事態が起きていた。

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