《ブラジル》サンパウロ市のシネマテカが営業再開=リオ市立劇場も対面上演開始

シネマテカが保管している機材(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 サンパウロ市ヴィラ・マリアナ区のシネマテカ・ブラジレイラが今日13日から営業を再開する。また、リオ市の市立劇場も14日から新たな演目を対面上演。13日は公開練習日とすると8日、11日付現地サイトが報じた。
 シネマテカは13~15日を再開記念として、ジョゼ・モジカ・マルチンス(通称ゼ・ド・カイション、棺桶のゼ)の作品を上映。13日は500人収容の屋外会場で19時から開会式、20時からは「ウルチマ・プラガ・デ・モジカ」と「ア・プラガ」の2本を上映。14日と15日は210人収容で車椅子用の席もある大部屋で、18時と20時から各1本、計4本を上映する。
 また、25~28日は02年から毎年開催している学生やオーディオ・ビジュアルの世界の新人も参加するイベント、セマーナABCを開催。28日には表彰式も行われる。
 シネマテカは浸水や火災などが原因で、1年半、営業を停止していたが、新体制で営業を再開する。上映会場はヴィラ・マリア区ラルゴ・セナドール・ラウル・カルドーゾ207で、入場無料。入場券は上映1時間前から配布される。

白鳥の湖の一場面(Julia Ronai)

 他方、リオ市立劇場では14日19時から「白鳥の湖」を上演。13日には公開練習が行われる。それ以後の上演は、15日と22日が17時から、17日が14時から、18~21日と24~26日が19時からとなっている。プレゼンテーション前には作品や見所についての講演も行われる。
 この公演には、ウクライナ人の同僚達への連帯を示すためにボリショイバレエ団を退団したブラジル人ソリストのダヴィッド・モッタ・ソアレスも参加する。ソアレスは現在、ドイツのベルリン国立バレエ団に所属している。

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