《ブラジル》パスコアの卵は小さめ?=値上がりで財布の紐固めに

売れ筋のチョコ製卵は小さめと報じる22日付アゴラESサイトの記事の一部

 市場調査会社Horusによると、今年も既にパスコア(復活祭)に向けた買い物が始まっているが、今年は消費者の財布の紐が固く、購入されたチョコ製の卵は例年より小さめだと22日付オ・ヴァロール紙電子版などが報じた。
 2月15~19日と3月6~13日に行った調査によると、3月に入ってからはチョコ製の卵を買う人が6倍に増えた。だが、チョコ製の卵を買う人達のレシートの額面の平均は40レアル強である事などから、現在売れている卵は昨年までよりも安くて小さいと見られている。

 これは、チョコ製の卵の平均価格が、1キロあたり250レアルに跳ね上がったためだ。卵は値上がりしたのに自由になる金額は大きく変わっていないため、より安い銘柄でより小さめの卵を買う傾向があり、100グラムちょっとのものが一番売れているという。
 このような動きは消費者の懐具合が圧迫されている証拠で、購買力が落ちているために、割高になるチョコ製の卵を敬遠し、より廉価な板チョコやボンボンで代用する人達も増えそうだという。

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