日伯文化融合をVR映像で表現=国際交流基金が上演会

VR型映像プログラム「空の橋~Sky Bridge~」の一場面(インスタグラム@sky_bridge_project)より
VR型映像プログラム「空の橋~Sky Bridge~」の一場面(インスタグラム@sky_bridge_project)より

 国際交流基金サンパウロ文化センターは18日(金)~20日(日)にかけて、サンパウロ市スマレ区の文化施設「Unibes Cultural」(住所:Rua Oscar Freire,2500)、最寄り駅:Sumaré)にて、星と音楽と日伯友好をテーマにしたVR型映像プログラム「空の橋~Sky Bridge~」の上演を行う。参加費無料。入場時にワクチン接種証明書の提示必須。
 「VR」とはヴァーチャル・リアリティ(仮想現実)の略語。VR機器を装着することで、視覚いっぱいに仮想空間の映像が広がり、実際にそこにいるような感覚を味わうことができる。
 同プログラムでは、日伯のアーティストを星に例え、「両国の文化を天の川の様に融合させる」という幻想的な映像表現が行われている。制作には映像作家の橋本大佑、音響家の大竹真由美、音楽作家の小林洋平、アーティストのカミラ・ゴンドウ、演奏家のシェン・リベイロ、ガブリエル・レヴィ、アリ・コラーレス、ネイマールジアスさんらが携わった。
 期間中には、VR型映像プログラムの上演だけでなく、制作に携わったブラジル演奏家らのコンサートや、作品の展示会も行われる。VR型映像プログラムは各回参加人数30人までで、開始一時間前に整理券を配布する。コンサートは各回先着200人までとなる。
 国際交流基金サンパウロ文化センターの笹尾岳副所長は「たくさんの人に楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛けた。

右は日本を象徴する妖精、左はブラジルを象徴する妖精(インスタグラム@sky_bridge_project)より
右は日本を象徴する妖精、左はブラジルを象徴する妖精(インスタグラム@sky_bridge_project)より

 各催しの予定は次のとおり。

 18日(金):【VR】16時~、16時45分~、17時半~、18時15分~、20時~【展示会】16時~20時半【コンサート】19時~
 19日(土):【VR】14時半~、15時15分~、16時~、16時45分~、17時半~、18時15分~、20時~【展示会】14時~20時半【コンサート】19時~。
 20日(日):【VR】14時半~、15時15分~、16時~、16時45分~、17時半~、18時15分~、20時~【展示会】14時~20時半【コンサート】19時~。
 詳細、問い合わせは国際交流基金サンパウロ文化センター(電話:11・3141・0110)まで。

関連コラム「サビアのひとり言」

 「空の橋~Sky Bridge~」は2021年12月に埼玉県さいたま市宇宙劇場(プラネタリウム施設)で初公開された。本来はプラネタリウム施設で上演されるプログラムだが、日本の設備規格とブラジルのものが適合しなかったため、観客がVR機器を装着する形での上演となった。

最新記事