創設1周年、活躍の期待高まる=日系若手起業家団体「RENブラジル」

記念イベントの様子
記念イベントの様子

 若手日系企業家団体「RENブラジル」(Rede Nikkei do Brasil、イワノ・セイイチ代表)が6日、サンパウロ市の日本文化広報施設ジャパンハウスにて、創設1周年記念イベントを行った。在ブラジル日本国大使館後援。
 同団体は日系の若手起業家の育成やネットワーク構築を目的とした非営利団体。2021年2月26日に正式に発足し、起業家向けの講演会やビジネスセミナーを開催してきた。
 挨拶に立ったイワノ代表は「日本文化を特徴付ける『誠実』『おもてなし』『改善』を活動方針の柱として、国内外の様々な団体と協力して、活動を展開していく」と今後の抱負を語った。
 イベントには約45人が参加。日本大使館から滑川博愛(ひろちか)参事官、浦島勝輝(かつき)三等書記官、ブラジル日本文化社会福祉協会の石川レナト会長、国際協力機構(JICA)ブラジル事務所の江口雅之所長、ブラジル日本青年会議所(JCIBJ)や日本留学生・研修員ブラジルOB会(Asebex – Associação Brasileira de Ex-Bolsistas no Japão)の代表者らが出席した。
 滑川参事官は「進出日本企業との連携などRENブラジルの活動が活発になれば、日伯間の経済関係もより一層強力になる。支援していきたい」とRENブラジルへの期待を述べた。

蛯原理事長、イワノ代表、滑川参事官(前列左から)とRENブラジルメンバーと浦島三等書記官(後列左から)
蛯原理事長、イワノ代表、滑川参事官(前列左から)とRENブラジルメンバーと浦島三等書記官(後列左から)

 翌7日、イワノ代表ら4人と滑川参事官、浦島三等書記官がサンパウロ市のブラジル日報協会(蛯原忠男理事長)を訪問し、ブラジルにおける日本文化の普及や日系団体同士の連携強化について協力していくことを約束した。

 

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