JICAオンライン・セミナー=「多文化共生・日本社会を考える」デカセギ30年、各世代講師が講演

 独立行政法人国際協力機構(JICA)はオンライン・セミナー講演「日本のアルキ方―国内日系人、デカセギからプロフェッショナリズムへ―」を、日本時間2月3日(木)10時から11時半に会議アプリ「ZOOM」上で開催する。定員500人。参加費無料。
 1990年、入管法改正により多数の中南米日系人がデカセギとして来日した。主に工場労働者として長時間かつ肉体的に厳しい労働環境の中で働き、日本の経済成長を支えてきた。
 生活においては日常会話以上の日本語能力が必要とされなかったため、日本社会に溶け込みづらく、子6供たちも高等教育を受ける機会は多くなかった。
 今回は日本における日系社会・日系人の実情と課題を知り、南米日系人に限らない外国人受け入れについて多文化共生とは何かを考えていく場とする。
 デカセギ日系人の定住が始まって30年を過ぎた今、国内日系人の生き方、仕事観の変化、そして夢について各世代の講師が講演していく。
 講師には二宮正人ブラジル・国外就労者情報援護センター(CIATE)理事長や、ブラジル日系3世写真家のジュニオール・マエダ氏や、日本生まれでペルー日系4世の安里トレス・ルイス・アルベルト氏が登壇する。
 同講演会は「多文化共生・日本社会を考える」シリーズの第6回目。今回は特別編としてJICA北岡伸一理事長も登壇し、日本国内の多文化共生への取り組みや意向について述べる。
 参加希望者は応募フォーム(https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_8IzQGZInT56Gbm7TFuz2wQ)から申し込む。定員は500人まで。
 このほか、イベントの詳細はJICAサイト内の同イベントページ(https://www.jica.go.jp/event/20220203_01.html)で確認できる。
 問合わせはJICA中南米部の計画・移住課(担当:木田、メール=5rtpm@jica.go.jp)の電子メールまで。件名を「2月3日・日系社会セミナーについて」とすること。

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