リベルダーデ七夕祭り5日から=ミス七夕も登場、冬の風物詩

七夕祭りのポスター
七夕祭りのポスター
昨年の七夕祭りで行進する龍踊りの皆さん
昨年の七夕祭りで行進する龍踊りの皆さん

 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL)は5日(土)と6日(日)、サンパウロ市の冬の風物詩「第46回七夕祭り」を今年もサンパウロ市リベルダーデ広場とガルボン・ブエノ街を中心に開催する。17年ぶりに開催された「ミス七夕」のファビアネ・しずえ・小林さん(32歳、4世)ら入賞者も紹介される。
 日系文化の中心地として知られるこの地区に約60本の竹が立てられ、笹には色とりどりの無数の短冊が結び付けられ、訪れた人々に「日本の夏の風物詩」を体験してもらう機会を提供する。
 5日午後2時からは大鳥居下で、南米神宮宮司による祈祷で祭り会場を清めた後、パラーダ和太鼓と長崎龍踊りが広場まで開幕を告げる行進を行う予定。特設ステージではラジオ体操やリズム体操に始まり、ACAL舞踊部の日本芸能やよさこいソーラン、JPOPではグルッポMELや関連のアトラクションが次々に披露される。
 広場周辺に設けられた竹飾りには来場者が自由に短冊を結びつけることができ、今年も「恋愛祈願」「金運」「家族の健康」「試験合格」「世界の平和」など思い思いの願いがポルトガル語で書かれて並びそうだ。
 飲食ブースでは、たこ焼きや焼きそば、抹茶スイーツなどの日本食も販売される予定で、目と耳だけでなく、味覚でも日本文化を楽しめる。
 ACALは「異なる文化を持つ人々が、願いを通じて心を通わせる機会にしたい。ぜひご来場を」と呼びかけている。イベントは入場無料。サンパウロ市にいながらにして、日本の伝統文化に触れられる貴重な週末となりそうだ。

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