「ブラジルオタク界は喪に服した」鳥山明訃報に追悼コメント多数

握手を交わす鳥山明氏(左)とアイルトン・セナ氏(右)(1990年、F1ドイツグランプリ)(8日付Gshowサイトの記事の一部)
握手を交わす鳥山明氏(左)とアイルトン・セナ氏(右)(1990年、F1ドイツグランプリ)(8日付Gshowサイトの記事の一部)

 『ドラゴンボール』の作者である鳥山明氏が1日、急性硬膜下血腫のため68歳で亡くなったというニュースを受けて、ブラジルにも大きな影響を残したと8日付現地紙やサイト(1)が報じている。
 8日付ミナス州地方紙サイト「SouBH」(2)は、《鳥山明は早くにこの世を去ったが、これからも何世代にもわたって人々を魅了し、インスピレーションを与え続ける永遠の遺産を残した。『ドラゴンボール』やその他の作品で不滅となった彼の天才性と創造性は、マンガ史上最も偉大なアーティストの頂点に位置している》との言葉で追悼記事を締めくくった。
 鳥山氏の作品はブラジルの有名人にも多くの影響を与えた。8日付Gshowサイト(3)によれば、サッカーブラジル代表のネイマールの背中には、バットマンとスパイダーマンのタトゥーに加えて、悟空と「be your hero」というフレーズが彫られている。
 サッカーチーム「フラメンゴ」が誇るストライカーのガビゴル選手は、悟空の最も強力な攻撃「元気玉」のタトゥーを右足のふくらはぎに彫って〝発動〟させ、得点後にブルーノ・エンリケ選手と有名な「フュージョン」のポーズを再現することで話題になった。
 オタクサイト「オムレッチ」のユーチューブチャンネル(4)に2年前に上げられた鳥山氏の動画のコメント欄には、8日以降急激に次のような追悼メッセージが多く書き込まれた。
―「普遍的なポップカルチャーに計り知れない影響を与えた漫画『ドラゴンボール』の作者、鳥山氏が亡くなった。ご冥福をお祈りします」
―「安らかに眠ってください。あなたの作品はあらゆる世代の人々に永遠に記憶されることでしょう」
―「最高のアニメを作ってくれてありがとう」
―「オタク界は喪に服した。レジェンドよ、安らかに眠れ」
「永遠!伝説!ありがとう、鳥山先生!」
―「あなたは私の人生を変えた。ドラゴンボールは私の子供時代のかけがえのない一部として、いつも私の心の中にある」
―「鳥山先生はみんなの父だ。愛しています」
―「私は彼を尊敬している。彼がF1のイラストを描き、アイルトン・セナを称えたのには感動した」

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