格安映画週間が22日から=宮崎監督最新作もラインナップ

22日から映画週間が開催(21日付CBN)
22日から映画週間が開催(21日付CBN)

 22日(木)からブラジル全土で芸術と文化の祭典「映画週間(Semana do Cinema)」が始まり、28日までの7日間、チケットは1作品12レアル(約360円)となる。ポップコーンとソフトドリンクのセットも特別価格で販売される。
 ブラジルでは22日から公開予定の宮崎駿監督の待望の最新作『君たちはどう生きるか(ポルトガル語タイトルO Menino e a Garça、少年とサギ)』も該当作品となり、格安で鑑賞することが可能だ。21日付CBNなど(1)(2)が報じている。
 このイベントは今回で3回目。全国映画興行会社連盟(Feneec)が主催するこの取り組みは、観客の映画館への訪問を奨励することが目的で、全国12のシネマコンプレックス(Cinemark、Cinépolis、UCI、Cinesystem、GNC、Moviecom、Arteplex、Cineart、Itaú Cinemas、REAG Belas Artes、Cine Marquise、Playarte)が参加する。割引対象の上映は2Dの通常のスクリーンのみだ。
 当地の映画鑑賞の一般料金は、通常では約40レアル程度(1250円相当)であるため半額以下となり、非常に魅力的なイベントとなっている。
 第1回は2022年9月に開催され、370万人以上が映画館に足を運んだ。昨年の第2回のイベントでは170%以上増加し、1千万人以上が来館した。
 期間中は宮崎作品だけではなく、『哀れなるものたち(Pobres Criaturas)』『関心領域(Zona de Interesse)』『落下の解剖学(Anatomia de uma Queda)』など、2024年のアカデミー賞にノミネートされた作品を含む数本の映画を観ることができる。
 さらに『ノッソ・ラール2』などの国内映画や『ボブ・マーリー:ONE LOVE(Bob Marley: One Love)』『エニワン・バット・ユー(Todos Menos Você)』『マダム・ウェブ(Madame Teia)』などの大人気ハリウッド映画も上映される。
 上映プログラムなどの詳細は、各映画館サイトで。

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