ワッツアップとインスタが断トツ=ブラジルのアプリ利用動向調査

2023年12月21日付カナルテックの記事の一部
2023年12月21日付カナルテックの記事の一部

 2023年におけるブラジルのアプリ利用動向調査によれば、ワッツアップとインスタグラムが最も多いことが分かった。ブラジル人の52%がワッツアップを「最も頻繁に使用するアプリ」と答え、35%がインスタグラムを「最も消費時間が長いアプリ」と回答した。2023年12月21日付カナルテック(1)が報じている。
 このトレンドは、モバイル業界に関するコンテンツ・プラットフォーム「モバイル・タイム」と市場調査「オピニオン・ボックス」による調査データが明らかにした。
 22年末のデータでは、1日あたり平均で3時間46分もSNSを利用しているとの結果が出ている。「一つしか選べないとしたらどのアプリを選ぶか」という質問では、ワッツアップが52%で最も支持を受け、2位はインスタグラム(16%)、3位はユーチューブ(5%)だった。
 同調査によれば、ワッツアップはブラジルの携帯電話の55%のホーム画面に表示され、インスタグラムは50%で僅差。ただしインスタグラムは91%の携帯電話にインストールされており、圧倒的な普及率だ。
 かつて絶大な人気を誇ったX(旧ツイッター)が大きく落ち込み、22年の37%から23年末には29%に減少。フェイスブックは85%から1年で81%にわずかに減少した。一方で、連邦貯蓄銀行(CAIXA)やNubankなどの金融ソリューションがユーザー数を増やしている。これらのアプリはブラジルの携帯電話の10%以上のホーム画面に表示されている。
 ストリーミング(オンライン上で動画や音楽を提供するために使用される配信手法)部門においては、ネットフリックス利用者が80%で首位に立ち、アマゾン・プライム・ビデオ、ディズニー・プラス、グローボ・プレイがそれに続く。少なくとも一つのサービスに加入している人は66%で、音楽配信サービスでは43%が有料サービスに登録しており、22年の41%から増加した。
 モバイルゲーム分野ではキャンディークラッシュが最も人気で、49%の人が携帯電話でプレイし、11%のユーザーを獲得した。
 一方、インターナショナルデーターコーポレイション(IDC)が22年11月〜23年6月までに行った調査によると、ブラジル企業でもやはりワッツアップが最も利用され、顧客の好みもワッツアップ(88%)、SNS(77%)、メール(59%)の順だった。(2)
 ブラジルのワッツアップユーザーは1億9700万人で、同プラットフォームの世界第2位の市場。ブラジル人口は2億308万人なので、大半がユーザーだ。Meta社が公表したデータによれば、ワッツアップとフェイスブック・メッセンジャーでビジネスアカウントとのやり取りを行っている人は、世界中で10億人にも上る。
 ブラジル企業は顧客体験の向上と生産性向上を重要視しており、チャットボットの採用が拡大中だ。南米における企業間取引用チャットボットへの投資は、ビジネスプロセスの自動化と人工知能(AI)の導入に対する需要の高まりで、20年から25年の間に年平均31%の成長が期待されている。

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