街角ちょっと見=忘年会の締めはカチャーシー=琉球文化浸透するサンパウロ

琉球舞踊を披露する3人

 ブラジル海外産業人材育成協会同窓会が9日にサンパウロ市で行った忘年会の締めくくりは、琉球舞踊「カチャーシー」だった。同窓会は沖縄系団体ではないが、アトラクションの1つとして、琉球舞踊が披露された。サンパウロ州には沖縄県系人が多く、社会活動に参加する沖縄県系人の数も自然と多い。同窓会会長の島袋栄喜さんはブラジル沖縄県人会の元会長だ。今回の忘年会のように、ブラジル人も多く参加する非沖縄系のイベントでも琉球芸能が披露されることはあり、琉球文化の浸透が感じられる。
 忘年会で琉球舞踊を披露したのは、比嘉カルメン・チヨコさん(31歳、太圭流華の会ジュリアナ・イズ・琉舞道場)と比嘉ブルーナ・スエコさん(26歳、同道場)姉妹。三線はマット・グロッソ・ド・スル州在住のクリスチアン・プロエンサさん(野村流音楽協会)が担当した。
 カルメンさんは2014年に金武町の制度を利用して同町で研修を行った。
 ブルーナさんは2019年に北中城村、2023年にJICAの研修制度で沖縄を訪れた。
 クリスチアンさんは、2022年に世界のウチナーンチュ大会に出席し約1カ月間沖縄に滞在。ウチナー民間大使にも任命されている。2023年にJICA研修制度で沖縄文化について学んだ。
 カルメンさんは「自分のルーツを知るために琉球踊りを始めて9年経ちます。今では沖縄文化を維持する気持ちで踊りを披露しています」と語っている。
 沖縄県系人の盛んな社会活動への参加が、琉球芸能の浸透に繋がり、会の締めくくりは「カチャーシー」という文化が定着する日が来るのも遠くないかもしれない。(莉)

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