全仏女子テニス=ビアは準決勝で敗退=世界王者相手に健闘も

 8日のテニスの全仏オープン準決勝でビア・ハダジは世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)にセットカウント0―2で敗れた。8日付グローボエスポルテ(1)(2)が報じている。
 ブラジル人女性テニス選手としては59年ぶりの準決勝進出となったビアには注目が集まり、試合会場にはブラジル人唯一の世界ランキング1位経験者、全仏でも3度の優勝を誇るグガ(グスターヴォ・クエルテン)の姿も見られた。
 だが、世界ランキング1位のシフィオンテクにビアは苦戦。第1セットは2―6であえなく取られた。
 第2セットはビアが序盤に有利に試合を進め、今大会では相手に4ポイントまでしか奪われていなかったシフィオンテクから5ポイントを奪い、タイプレークに持ちこんだ。
 タイブレークでも、リードされた後に追いつく粘りを見せたが、最終的に振り切られ、6―7で敗れた。
 試合後、シフィオンテクは「ビアなのかイガなのかわからなかったけど」と、会場を包んでいた熱狂的な歓声の大きさに触れた後、ビアについても、「難しい相手だった」と語り、彼女を讃えた。
 ビアは今回の4強入りで、世界ランキングを現在の15位から10位または11位に上げると見られている。

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