青森県人会=囲碁ワークショップを30日に=若者に日本文化の普及を!

左からひろみさん、マテウスさん、嶋脇隊員
左からひろみさん、マテウスさん、嶋脇隊員

 ブラジル青森県人会(澁川宏会長)は30日(土)14時からサンパウロ市の同会館(Rua Dr. Siqueira Campos, 62, Liberdade)にて、囲碁ワークショップを開催する。若者にも日本文化に親しんでもらう目的で、16時過ぎからは津軽三味線演奏も行われる。
 講師はJICA海外協力隊の嶋脇雄一郎さん(34歳、青森県出身)。囲碁アマチュア6段、21年朝日アマ名人戦、アマチュア本因坊戦青森県代表。
 囲碁は難しいと敬遠されがちだが、当日は誰にでも分かるように易しく解説が行われる。囲碁の歴史や豆知識、入門者向けクイズ、ルール説明が日本語とポ語で行われる。その後、実際の対局も体験できる。碁盤の関係で20人限定。参加認定証も発行される。嶋脇さんは「『駄目』や『死活』などの言葉は、もともと囲碁用語です。日本文化には囲碁が深く刻まれています。ぜひ体験に来てください」と呼びかけた。

津軽三味線を披露するマテウスさん
津軽三味線を披露するマテウスさん

 津軽三味線を演奏するのはマテウス・ビテンクウ・オリベイラさん(25歳)。13歳の時に近所に住んでいた日本人の影響で日本語の勉強を始め、動画サイト「YOUTUBE」で三味線演奏家・吉田兄弟の実演動画を見て憧れ、16歳の時に海藤司さんや赤堀雄三さんらに師事し、津軽三味線を練習し始めた。「津軽五大民謡はどれもかっこいい。ぜひ聞きに来て」と薦める。
 今回のイベントを企画したコッペデひろみ青森県人会副会長は、「若い世代にもたくさん来てほしい」と呼びかけた。
 参加費30レアル(前払い)。開場は13時半。予約制なので事前にコッペデさん(Whatsapp=11・99963・9399)まで連絡を。

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