街角ちょっと見=婦人会は縁の下の力持ち

早朝7時前に記念写真(中央が仁熊会長)
早朝7時前に記念写真(中央が仁熊会長)

 ノロエステ連合日伯文化協会の総会取材のため、深夜バスでサンパウロ市からアラサツーバ市に向かい、20日早朝6時半に到着した。さっそく総会会場のアラサツーバ日伯文化協会の会館に向かうと、すでに同文協婦人会の6人ほどがカフェ・ダ・マニャン(朝食)の準備に忙しく立ち働いていた。
 サンパウロ市から来たことを告げると、仁熊節子婦人会会長(79、2世)が「まあ遠いところからお疲れ様です。もう少しでカフェ・ダ・マニャンができます。ご不浄はあちらですから、ゆっくりとお使い下さい」と丁寧に案内してくれた。
 仁熊さんは昨年、婦人会の会長に就任した。「就任してもちょうどパンデミックで休んでばっかりよ」と笑うが、それでも昨年8月には同会館で歌や踊りなどの芸能ライブを開催し、ドライブスルーでの焼きそば販売会をしっかりと実施している。
 婦人会の会員数を聞けば、なんと320人というマンモス団体。会館の入って右側の壁上部には歴代文協会長の写真が並び、左側には婦人会会長の写真がズラリ。婦人会あっての文協という姿が切実に感じられる会館だ。(深)

最新記事