援協人間ドック受付数増加=機材新設で利用呼び掛け

小松明人エルネスト医師(右から2人目)と援協スタッフの皆さん(援協提供)
小松明人エルネスト医師(右から2人目)と援協スタッフの皆さん(援協提供)

 サンパウロ日伯援護協会(援協)がリベルダーデ医療センター(Rua Fagundes,121)で実施している人間ドック(チェックアップ)の2月の受付件数がこの1年間で最多となる125件を記録した。援協は人間ドックの重要性と検査設備が新しくなったことを周知し、さらなる利用を呼び掛けている。
 担当医の小松明人エルネスト氏によると、援協での人間ドックは2005年から日伯友好病院で始まり、09年にリベルダーデ医療センターが完成してからは同センター内で実施されているという。
 援協での人間ドックの一番の特徴は半日(6時間)ですべての検査を終えられることで、平日(月~金)の午前7時から午後1時までと短時間で検査できることが利点だ。
 また、応対や検査結果が日本語で分かることから企業駐在員の利用者も多く、全体の7割近くを占めている。さらに、小児科の人間ドックも行っており、親子や家族が揃って実施するケースもあるという。そのほか、子供連れでも「キッズルーム」を常設しているため、安心して検査を受けることが可能だ。
 検査は、内科、婦人科、泌尿器科、放射線画像診断科、胃腸外科、心臓内科、小児科、眼科の8項目があり、オプション(別料金)で肺機能や歯科などの検査も受けられる。
 小松医師は「人間ドックを行うことで、身体に異常がないかを確認でき、特にガンなどは早期発見すれば早期治療もできます」とメリットを説く。
 検査価格は男性が3326レアル、女性が3698レアル(ともにマスターコース)。
 人間ドックに関する問い合わせは、同センター(電話11・3274・6495、メール:checkup@hnipo.org.br)まで。

最新記事